◆ラグビー全国大学選手権▽準決勝 早大(関東対抗戦1位)―京産大(関西2位)(1月2日・国立競技場) 初の決勝進出と初Vを目指す京産大が31日、早大戦のメンバーを発表した。準々決勝・大東大戦(22日・三重交通G)からスタメンで唯一変更があっ…

◆ラグビー全国大学選手権▽準決勝 早大(関東対抗戦1位)―京産大(関西2位)(1月2日・国立競技場)

 初の決勝進出と初Vを目指す京産大が31日、早大戦のメンバーを発表した。準々決勝・大東大戦(22日・三重交通G)からスタメンで唯一変更があった右プロップでは、川口新太(4年)=東海大大阪仰星=が今大会初先発する。

 初戦の3回戦・青学大戦(14日・紀三井寺)と大東大戦では3番に八田優太(2年)=城東=をスタメン起用した広瀬佳司監督(51)は、川口の抜てき理由について「スクラム。早大は今年スクラムが強いので、その対策もある。こちらがFW戦で優位に立ちたい」と説明。フィールドプレーに優れる八田をリザーブとし、186センチ、120キロの川口のスクラムプッシュに、より期待を寄せた。京産大伝統のスクラムから早大に重圧をかけていく。

 この日、メンバーは京都市内の同大学グラウンドで調整した。関西リーグ最終節・天理大(11月30日・花園)戦以来、公式戦3試合ぶりスタメン復帰となった川口は実戦練習後、タイヤ押しなどで姿勢を確認。「僕らはチャレンジャー。仲間と団結して、相手をぶちこわしていく」と闘志をみなぎらせた。

 早大とは3大会連続の顔合わせ。22年度は準決勝で33―34と1点差惜敗、前回は準々決勝で65―28と大勝した。その両試合に途中出場している川口がFW第一列でけん印し、チーム11度目の挑戦となる“準決勝の壁”を破る。