「全国高校サッカー選手権・2回戦、東海大相模2-1草津東」(31日、Uvanceとどろきスタジアム) 創部61年目で選手権の全国大会初出場となった東海大相模(神奈川)が後半追加タイムで決勝点を挙げて劇的な勝利となった。 試合開始から攻勢に…

 「全国高校サッカー選手権・2回戦、東海大相模2-1草津東」(31日、Uvanceとどろきスタジアム)

 創部61年目で選手権の全国大会初出場となった東海大相模(神奈川)が後半追加タイムで決勝点を挙げて劇的な勝利となった。

 試合開始から攻勢に出た東海大相模だったが、前半17分にFKから草津東DF寺田翔大(3年)にヘディングシュートを決められて先制点を奪われる苦しい展開。それでも前半37分には、左サイドからDF佐藤碧(3年)のクロスにエリア内中央で主将のMF長井隆之介(3年)が頭で合わせて同点とした。

 そして終了間際の後半43分にFW山田大樹(3年)のシュートがクロスバーをたたくが、こぼれ球を佐藤碧が「気持ちで押し込むだけだった」と頭で押し込んで勝ち越しゴール。直後に試合終了のホイッスルが鳴り、東海大相模が選手権の全国大会初勝利。有馬監督は「選手権は強度も違うし、勝ちたい思いは相手も強い。やっぱり全国の1勝は重い、特に選手権は」と安どの表情だ。

 1得点1アシストの佐藤碧は、飛距離のあるロングスローで場内をわかせ「同じクラスの野球部に投げる前にしっかり肩の中の筋肉を温めることを言われた」と、春夏通算で5度の全国制覇を果たしている野球部の仲間からのアドバイスも生かした。

 サッカー部は選手権で初の全国となるが「自分たちは初戦で終わるようなチームじゃない。これからもどんどん勝って、全国のいろんな人たちに注目されるように頑張りたい」とし、「野球部も(今夏に)甲子園へ行ったので、自分たちも国立に行ってしっかり結果を残したい」と話した。