JR甲府駅北口周辺でのスケートボードなどの禁止を明記した甲府市の条例改正案が来年4月1日に施行されることになった。駅周辺では、スケートボーダーによる迷惑行為への苦情が住民や通行人などから数多く寄せられており、市は県警と連携して規制強化に乗…

 JR甲府駅北口周辺でのスケートボードなどの禁止を明記した甲府市の条例改正案が来年4月1日に施行されることになった。駅周辺では、スケートボーダーによる迷惑行為への苦情が住民や通行人などから数多く寄せられており、市は県警と連携して規制強化に乗り出す。

 対象となるのは市が管理する甲府駅北口の多目的広場と隣接する歴史公園の計1・1ヘクタールほどのエリア。五輪競技で注目を集めたスケボーだが、甲府署によると、甲府駅周辺では主に夜間にスケートボーダーが集まり、住民や通行人から「音がうるさい」「ぶつかりそうになる」などの苦情が寄せられてきた。県が管理する南口広場も含めた今年の通報件数は、11月末までに120件。原因は特定できないが、階段やベンチの損傷も目立つという。

 市は都市公園条例に定めた禁止項目の一つ「公園を損傷し、または汚損すること」を根拠にスケートボードを禁止してきたが、改正案では歴史公園、多目的広場でのスケートボード、ローラースケートなどを禁止事項に明記した。また、規定に違反する恐れがある者に市長が立ち入りを禁止できることとした。