第104回全国高校ラグビー大会が30日、大阪府の東大阪市花園ラグビー場であり、兵庫県代表の報徳学園は2回戦で目黒学院(東京第1)に28―12(前半28―0)で勝利した。年明け1月1日の3回戦で東海大大阪仰星(大阪第2)と対戦する。 シード…
第104回全国高校ラグビー大会が30日、大阪府の東大阪市花園ラグビー場であり、兵庫県代表の報徳学園は2回戦で目黒学院(東京第1)に28―12(前半28―0)で勝利した。年明け1月1日の3回戦で東海大大阪仰星(大阪第2)と対戦する。
シード校相手に試合開始直後からトライを重ね、主導権を握った。試合を決定づけたのは、右肩の脱臼で約10カ月間実戦から離れ、大会直前にメンバー入りしていた左ウィングの村田一眞選手(2年)だった。
「うっぷんを晴らす」。14点をリードした前半25分、スクラムからつないだパスを受け取り、中央に抜けてトライ。27分にも相手選手を鋭いステップで抜き去り、連続トライを決めた。「腐りかけた」というけがの期間に、苦手な走り込みなどを続けた成果が出た。
次戦の東海大大阪仰星には前回大会3回戦と2月の近畿大会で敗れている。村田選手は「近畿大会は自分のミスで負けた。花園では負けられない」と雪辱を誓った。(原晟也)