大みそかに予定されたプロボクシング前WBA世界スーパーフライ級王者で同級6位・井岡一翔(35)=志成=の世界挑戦は、WBA世界同級王者フェルナンド・マルティネス(33)=アルゼンチン=がインフルエンザに感染したため、前日計量の30日、中止…
大みそかに予定されたプロボクシング前WBA世界スーパーフライ級王者で同級6位・井岡一翔(35)=志成=の世界挑戦は、WBA世界同級王者フェルナンド・マルティネス(33)=アルゼンチン=がインフルエンザに感染したため、前日計量の30日、中止が決まった。再戦を望む両陣営は、来年2~3月頃の開催を目指して交渉を進める。興行は堤駿斗(25)=志成=とレネ・アルバラード(35)=ニカラグア=のWBA世界スーパーフェザー級王座挑戦者決定戦がメインとして31日、東京・大田区総合体育館で行われる。
* * * * *
◆井岡の世界戦を巡るアクシデント
▽2020年12月 田中恒成(畑中)との世界戦で、試合中に体に塗っていたファンデーションが薄くなり、タトゥーが露出。翌年に日本ボクシングコミッション(JBC)から厳重注意を受けた。この試合のドーピング検査で禁止薬物が検出されたと報道されたが、JBCによる尿検体のずさんな管理が発覚。井岡側に謝罪した。
▽21年12月 新型コロナウイルス感染拡大により、IBF王者アンカハス(フィリピン)との王座統一戦が白紙に。同16日に福永亮次(角海老宝石)との防衛戦が発表され、大みそかに対戦。突然の相手変更にも判定勝ち。
▽23年6月 24日のWBA世界スーパーフライ級王者フランコ(米国)への挑戦2日前にJBCが前年12月の試合で禁止薬物が検出されたと発表。ごく微量だったため違反とされなかったが、前日計量でフランコが2・9キロ超過。試合は行われ、井岡が判定で王座奪取。