スペイン1部レアル・マドリードが今夏引退したクロースの後任候補の1人として、レアル・ソシエダードのスペイン代表MFスビメンディ(25)を挙げているとスペイン紙アス電子版が30日に報じた。Rマドリードはクロースが今夏の欧州選手権を最後にプロ生…

スペイン1部レアル・マドリードが今夏引退したクロースの後任候補の1人として、レアル・ソシエダードのスペイン代表MFスビメンディ(25)を挙げているとスペイン紙アス電子版が30日に報じた。

Rマドリードはクロースが今夏の欧州選手権を最後にプロ生活に別れを告げた後、中盤のゲームコントロールという点で難を抱えている。同紙によるとクラブはその問題を解決するため、すでに来季に向けて動き出しており、スビメンディを新たに獲得候補に考えているとのことだ。

Rマドリードはスビメンディに関して、かつて所属したシャビ・アロンソ(現レバークーゼン監督)や、マンチェスター・シティーのスペイン代表MFロドリのようにプレーでき、中盤からチームをリードできる選手とみなしているという。実際、今夏の欧州選手権決勝イングランド戦では、負傷交代を余儀なくされたロドリの代わりとして後半からピッチに立つと、申し分ないパフォーマンスを発揮してゲームをうまくコントロールし、スペイン代表の優勝に大きく貢献した。

スビメンディはRマドリードにとって年齢的にちょうどよく、6000万ユーロ(約96億円)に設定されている契約解除金も問題ないとのことだ。また、クラブがスペイン人選手を擁してメンバーの若返りを図るという新たな方針にも合致しているという。チームには現在、スペイン人はカルバハル、ルーカス・バスケス、バジェホ、フラン・ガルシア、セバージョス、ブラヒム・ディアス(※二重国籍によりモロッコ代表)の6人しかいない。これに最近、Bチームのカスティージャからアセンシオが加わっている。

さらに、オドリオソラ、ウーデゴール、久保建英などの期限付き移籍や完全移籍などがあったことでも分かる通り両クラブの関係は良好であり、スビメンディの獲得レースにおいて、マンチェスター・シティーやリバプールなどのプレミアリーグ勢をRマドリードがリードしていると同紙は伝えている。(高橋智行通信員)