初勝利に初本塁打…支配下指名7人中6人が1軍デビューを果たした 4年ぶりのリーグ優勝を果たしたソフトバンク。91勝49敗3分という圧倒的な勝ち数で頂点を掴み取った。その中で、ルーキーが挙げた白星は合わせて4勝だった。ここではル…
初勝利に初本塁打…支配下指名7人中6人が1軍デビューを果たした
4年ぶりのリーグ優勝を果たしたソフトバンク。91勝49敗3分という圧倒的な勝ち数で頂点を掴み取った。その中で、ルーキーが挙げた白星は合わせて4勝だった。ここではルーキーイヤーで1軍デビューを果たした主な新人選手を振り返っていく。
最初に初登板を果たしたのが、開幕1軍を掴んだ4位の村田賢一投手だった。コントロールが武器の右腕だが、4月13日の西武戦(ベルーナドーム)で、2番手としてマウンドに上がるも本塁打を浴びるなど1回2失点の内容。その後は1軍での登板はなく防御率18.00で1年目を終えた。
真っ先に初勝利を挙げたのが、5位澤柳亮太郎投手だ。8月1日の楽天戦(東京ドーム)でリリーフとして登板。無失点に抑えて、待望の白星を手に入れた。11試合に登板し2勝1敗、防御率3.38の成績。順調にも思えたが、右肘痛を患いシーズン中にトミー・ジョン手術を受けた。オフには育成再契約となり、2025年は育成選手としてリハビリに励む。
2位の岩井俊介投手は15試合に登板し、防御率3.46。日本シリーズでも登板するなど、貴重な経験を積み重ねた。6位の大山凌投手は、ルーキー最多の18試合に登板し防御率3.25。2人とも1勝ずつを挙げ、チームに新しい風を吹かせた。
3位の廣瀬隆太内野手は、5月28日に1軍昇格。プロ初安打は17打席目と苦しんだものの、6月14日の阪神戦(みずほPayPayドーム)では初本塁打も放ってみせた。35試合に出場して打率.233、2本塁打、9打点。二遊間を組んだ今宮健太内野手も「びっくりするくらい、本当にどっしりしている」と、その落ち着きぶりには驚いていた。
大阪桐蔭高からドラフト1位で入団した前田悠伍投手はほろ苦い1軍デビューとなった。リーグ優勝が決まった後、10月1日のオリックス戦(みずほPayPayドーム)で1軍初登板。しかし、3回を投げ8安打6失点で降板となった。高校時代からその名を全国に轟かせてきた左腕は、防御率18.00という数字でプロ1年目を終えた。リーグ連覇、そして日本一奪還に向け若手の台頭が望まれる。(Full-Count編集部)