阪神の新マスコットキャラクターのシルエット(球団提供)阪神に新たなマスコットキャラクターが加わることが30日までに決まった。25年から2軍の本拠地が兵庫県尼崎市に移転。注目の新球場にもマスコットを配置することになったが、トラッキー、ラッキー…
阪神に新たなマスコットキャラクターが加わることが30日までに決まった。
25年から2軍の本拠地が兵庫県尼崎市に移転。注目の新球場にもマスコットを配置することになったが、トラッキー、ラッキー、キー太で甲子園と両方をカバーできない。人数不足の解消策として、キー太の幼なじみであるトラッキーの弟が新球場専任のマスコットとして候補に浮上した。
球団の担当者は「トラッキーから推薦を受け、入団に向けた調整を行っていることは事実です。1月上旬に帰国してもらうように調整中です。トラッキーからは明るい性格で、海外生活が長いこともあり、地球環境問題やエコに対する意識も高いと聞いており、球団としては『ゼロカーボンベースボールパーク』で即戦力として活躍してくれるものと期待しています」とコメントした。
今回球団が公開したのはシルエットだけ。髪の毛があることだけは確認できるが…。新マスコットの正体は年明けに明らかになる。
ルーキー9選手や寮生は1月まで鳴尾浜の「虎風荘」を利用し、グラウンドも使用可能。キャンプから戻ってすぐに引っ越し、合宿所、グラウンドとも3月から運用開始となる。
◆阪神マスコット トラッキーが元祖で、1985年(昭60)にバックスクリーンのオーロラビジョンのキャラクターとして誕生。同年のリーグ優勝、日本一を呼び込む幸運のキャラに。87年にトラッキーと命名され、画面を飛び出した。ラッキーは94年に登場したトラッキーの友だち。11年にラッキーの弟キー太が加わった。トラッキー弟の加入で、14シーズンぶりの新キャラクターが生まれる。
◆主な2軍マスコット 日本ハムのマスコットはB・Bらがいるが、2軍の鎌ケ谷にもファーム専属マスコットの「カビー」(B・Bの弟、06年に誕生)がいる。ソフトバンクの2、3軍の本拠地タマスタ筑後の「ひな丸」は、ファームのイベントなどに登場する。また00~10年に横浜の2軍が「湘南シーレックス」として独自のチーム名を冠して活動していたときには、マスコットの「レック」がいた。