「全国高校ラグビー・2回戦、報徳学園28-12目黒学院」(30日、花園ラグビー場) ノーシードの報徳学園(兵庫)がBシードの目黒学院(東京)を下し、3回戦に進出した。 前半3分にフランカーの山口鉄心(2年)が先制トライを奪うと、初戦の仙台…

 「全国高校ラグビー・2回戦、報徳学園28-12目黒学院」(30日、花園ラグビー場)

 ノーシードの報徳学園(兵庫)がBシードの目黒学院(東京)を下し、3回戦に進出した。

 前半3分にフランカーの山口鉄心(2年)が先制トライを奪うと、初戦の仙台育英戦(宮城)で3トライを決めたWTB村田一眞(2年)が同25、27分にトライを決めるなど、前半を28-0と圧倒し、折り返す。

 後半はBシードの目黒学園の意地を見せられるも、高校日本代表候補のナンバー8ロケティ・ブルースネオル(2年)ら強力攻撃陣を12点に抑え込み、強敵を撃破した。

 ロケティに対し、練った対策を明かした西條裕朗監督(61)は「1人では止まらない選手なので2人、3人で止めようと思っていた。その通りになった」と納得顔だった。

 次戦は前回大会でも3回戦で激突し、惜敗した東海大仰星(大阪)と対戦する。攻守にわたって活躍した山口は「まずはそこを超えられるように」と闘志を燃やした。