「ボクシング・WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館) 前王者・井岡一翔(志成)が、王者のフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に挑戦するダイレクトリマッチの調印式が29日、都内で開催予定だったが、マルテ…

 「ボクシング・WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)

 前王者・井岡一翔(志成)が、王者のフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に挑戦するダイレクトリマッチの調印式が29日、都内で開催予定だったが、マルティネス陣営からの要望で中止された。王者は26日の公開練習を37・8度の発熱でドタキャンしており、公式行事を2回連続でドタキャンするという異常事態になった。

 会場は設営済みで、報道陣や日本ボクシングコミッション(JBC)の関係者も集まっていたが、開始時刻の正午になっても井岡やマルティネスは現れず。志成ジムの芳野一貴プロモーターは「今日はコンディションを整えたいとの要望を受けた」と説明した。井岡は会場に向かっていたが、王者のドタキャンを知り引き返したという。

 芳野氏は「明日の計量は予定通り続行する。(興行を)継続する予定」と強調。JBCの安河内剛事務局長は「明日、健康診断、計量、ルールミーティング、調印が行われれば試合は行われる」とした。大会を無料生中継するABEMAの北野雄司エグゼクティブプロデューサーは「興行が行われるなら当然オンエアはする」と対応を説明した。