◆卓球◇Tリーグ(29日、東京・代々木第二体育館) 男子の琉球アスティーダは3―2で木下マイスター東京に競り勝ち、今季11勝目(6敗)を挙げた。勝ち点を40に伸ばし、首位に浮上した。 琉球はエース・張本智和が計2勝の活躍で勝利に導いた。第2…
◆卓球◇Tリーグ(29日、東京・代々木第二体育館)
男子の琉球アスティーダは3―2で木下マイスター東京に競り勝ち、今季11勝目(6敗)を挙げた。勝ち点を40に伸ばし、首位に浮上した。
琉球はエース・張本智和が計2勝の活躍で勝利に導いた。第2試合で17歳の松島輝空と対戦。第1ゲームは相手の勢いに押されて落としたが、3ゲーム連取で逆転勝ちを収めた。2勝2敗で迎えた1ゲーム制のビクトリーマッチでは吉村和弘から怒とうの10連続得点を挙げ、11―2で決着。来年1~2月は国際大会との兼ね合いで出場試合が限られる状況もあり、「今日勝てば首位というのは分かっていた。しばらく出られない中でチームに貯金を作りたいなと思って、気合は入っていた」と胸を張った。
今年は1月の全日本選手権での6年ぶりの優勝に始まり、パリ五輪は3種目に挑むも悲願のメダルに届かなかった。悔しさを糧に10月のアジア選手権では男子シングルスで日本勢50年ぶりの優勝を飾り、WTTでも活躍。世界ランクは3位で終えた。激動の2024年を「今まで生きてきた21年間で一番濃かった。学ぶものもたくさんあった」とかみしめた。
年内最終戦を勝利で締めくくり、来年は1月6日開幕のWTTスターコンテンダー・ドーハ大会で初戦を迎える。その後は初の2連覇が懸かる全日本選手権(1月21日開幕・東京体育館)へ。21歳の王者は「すごく優勝したい」と気持ちを高ぶらせた。