昨年の勝ち馬、ウシュバテソーロは馬券に絡めずの4着に敗れた。今回はブリンカーを着用。道中は行きっぷりも良さそうで、後方からスムーズに進出。勝負どころでも手応えの良さそうな追走で直線勝負で弾けるかと思われた。しかし、上位3頭には並ぶことが出…

 昨年の勝ち馬、ウシュバテソーロは馬券に絡めずの4着に敗れた。今回はブリンカーを着用。道中は行きっぷりも良さそうで、後方からスムーズに進出。勝負どころでも手応えの良さそうな追走で直線勝負で弾けるかと思われた。しかし、上位3頭には並ぶことが出来ずにじわじわとした伸びにとどまり、勝ち馬から1秒差の4着。ブリンカーは効いていたものの、本来の走りとまではいかなかった。

4着 ウシュバテソーロ
菅原明良騎手
「ブリンカーの効果もあってか真面目に走っていました。勝負どころで前を射程圏内に入れつつ走れていました。抜け出せる手応えはあったのですが…伸びてはいるのですが、ラストは離されてしまいました。ただ、良いレースはしてくれています」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 12月29日、大井競馬場で行われた9R・東京大賞典(G1・3歳上・ダ2000m)は、坂井瑠星騎乗の1番人気、フォーエバーヤング(牡3・栗東・矢作芳人)が快勝した。1.3/4馬身差の2着に2番人気のウィルソンテソーロ(牡5・美浦・高木登)、3着に4番人気のラムジェット(牡3・栗東・佐々木晶三)が入った。勝ちタイムは2:04.9(良)。

 3番人気で菅原明良騎乗、ウシュバテソーロ(牡7・美浦・高木登)は、4着敗退。

【東京大賞典】菅原明「良いレースはしてくれています」ウシュバテソーロ連覇ならず

断然の支持に応える


東京大賞典・フォーエバーヤングと坂井瑠星騎手 (C)Hiroki Homma

 単勝1.3倍、坂井瑠星騎乗のフォーエバーヤングがG1・3勝目をマーク。国内では未だ無敗で古馬勢をあっさりとねじ伏せた。今年はダートの本場、ケンタッキーダービー、世界最高峰のブリダーズカップクラシックで共に悔しい3着。ここは通過点で来年も中東遠征(サウジ・ドバイ)を視野に、再び世界の舞台へと羽ばたいていく。

フォーエバーヤング 9戦7勝
(牡3・栗東・矢作芳人)
父:リアルスティール
母:フォエヴァーダーリング
母父:Congrats
馬主:藤田晋
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 フォーエバーヤング 坂井瑠星
2着 ウィルソンテソーロ 川田将雅
3着 ラムジェット 三浦皇成
4着 ウシュバテソーロ 菅原明良
5着 グランブリッジ 松山弘平
6着 デルマソトガケ C.ルメール
7着 クラウンプライド 横山武史
8着 サヨノネイチヤ 西啓太
9着 キングオブザナイル 室陽一朗
10着 グランデマーレ 本村直樹