◆大同生命SVリーグ女子・第10節 岡山3-2PFU(29日、とり野菜みそBLUECATS ARENA) 9位のPFUブルーキャッツ石川かほくは、2-3で12位の岡山シーガルズを逆転負けを喫した。1270人の観客がホームで後押ししたが、フル…
◆大同生命SVリーグ女子・第10節 岡山3-2PFU(29日、とり野菜みそBLUECATS ARENA)
9位のPFUブルーキャッツ石川かほくは、2-3で12位の岡山シーガルズを逆転負けを喫した。1270人の観客がホームで後押ししたが、フルセットの末に敗れ、今年最後のゲームで白星を逃した。エースでアウトサイドヒッター(OH)のバルデス・メリーサ(22)がサービスエース1本を含む26得点、OH川崎鈴奈(23)はブロック1本を含む21得点と大奮闘。抜群の攻撃力で第1セットを奪ったが、勝負どころでミスも重なって、最後はフルセット勝負に。しかし、第5セット序盤のミスで、いきなり0-5とビハインドを背負い、最後まで大きく響いた。キャプテンの細沼綾(24)は「5セット目の最初に、あれほどの点差を離されてからの追い上げは厳しい。レシーブを乱される場面が多かったので、今後の課題にしたい」と振り返った。
今季から馬場大拓監督が就任したほか、外国籍選手3人が入れ替わり、チームも若返って再出発した。細沼は「今年はトライの年だと思う。段階を踏みながらチームの成果も上がってきている一方で、試合で勝ちきれず、もろさが出ている部分もある」と振り返る。この日は岡山の強いディフェンスに苦しめられ、自分たちのペースで試合を進めることが出来なかったという。馬場監督は「この試合展開の中、相手を上回るオフェンスのクオリティーを出せなかった。少人数のチーム状況で(2連戦目の)日曜日は疲弊する。もっとクオリティーを上げないと、苦しい展開になってしまう」と指摘した。
来年の初戦は1月4、5日にSAGA久光スプリングスとアウェーで対戦。これから年末年始を迎えるが、1月1日も午後から練習を開始する予定。「日々、いい練習が出来ているので、ファンには結果でお返ししたい。優勝を目指し、チーム全員で努力していきたい」と指揮官。正月返上で新年初勝利を目指す。(中田 康博)