「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ) EFC2階級王者のエンカジムーロ・ズールー(35)=南アフリカ=の挑戦を受けてRIZINフライ級王座の防衛戦を行う王者・堀口恭司(34)=アメリカントップチーム=が29日、…

 「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 EFC2階級王者のエンカジムーロ・ズールー(35)=南アフリカ=の挑戦を受けてRIZINフライ級王座の防衛戦を行う王者・堀口恭司(34)=アメリカントップチーム=が29日、都内で行われた個別記者会見に出席した。

 9月のRIZINデビュー戦で修斗2階級王者・新井丈を1回TKOに葬ったズールーについて「すごいキックボクシング的な打撃がうまくて、身長もリーチもあって、やりづらい相手だなという感じです。(打撃レベルは)けっこう高いんじゃないかなと思っています。どんな試合も油断したら負けるので、油断しないようにしている。ヘタしたら負けるとは思っています」と警戒怠りなし。

 アメリカン・トップチームでは「対策練習で身長の高い相手とやったりして、すごい手応えはありましたね」といい、「KOでも一本でもしっかり極めて、次のステップにつながるような試合をしたいなと思います」と完全決着を宣言した。

 「次のステップ」について聞かれると、堀口は「UFC行きたいなとは思ってますね」ときっぱり。「(UFCを)意識はしてますね。自分の中では行きたいなというのは大きいなと」と言葉を重ねたが、「具体的にはまだ何もなってない」ともいう。

 現UFC世界フライ級王者は朝倉海の挑戦を2ラウンド一本勝ちで退けたばかりのアレッシャンドリ・パントージャで、アメリカントップチームの同門だが、「ジムでもよく話すけど、来るなら挑戦受けるよと向こうも言ってるし、ちょっとやりづらいけど、しょうがないなって感じですね」と、タイトルマッチでの同門対決も辞さない構えを見せていた。