◆バスケットボール ▽全国高校選手権 最終日 男子決勝 福岡大大濠77―57鳥取城北(29日・東京体育館) ウィンターカップの男子決勝が行われ、初制覇を目指した鳥取城北は、福岡大大濠に57―77で敗れた。福岡大大濠は、3年ぶり4度目V。 初…
◆バスケットボール ▽全国高校選手権 最終日 男子決勝 福岡大大濠77―57鳥取城北(29日・東京体育館)
ウィンターカップの男子決勝が行われ、初制覇を目指した鳥取城北は、福岡大大濠に57―77で敗れた。福岡大大濠は、3年ぶり4度目V。
初の決勝の舞台に挑んだ鳥取城北は、第2クオーター(Q)に一時、逆転に成功し、両者譲らぬ一進一退の攻防を繰り広げたが、福岡大大濠に勝負所で3ポイント(3P)を沈められ、前半を10点ビハインドで折り返した。後半も福岡大大濠の勢いを止められず。最後は20点差で敗れた。
試合後、河上貴博コーチは、「大濠さんの完成度が夏より増していた。今回は完敗でした。自分たちのバスケが出る時間帯が少なかった。ディフェンスリバウンドでおろそかになってしまい、オフェンスリバウンドも相手にたくさん取られてしまった。楽しめたゲームだったとは思う。(初戦から)試合を通して、選手たちは成長して、自分たちが持っている力以上のものを発揮した」と語った。
今大会は、前回覇者の福岡第一など強豪や名門校に次々勝利し、“快進撃”を見せて県勢初の決勝へと駒を進めた鳥取城北。河上コーチは「びっくりするくらい実感がないままここに来てしまった感覚。快挙を彼らは成し遂げてくれた。地方でもずっと『鳥取は弱い』と言われてきて『鳥取を強くしたい』思いが強かった。ちょっとでも変えられたかなと思う」と誇った。
鳥取城北からは、新谷勇晴(3年)、ハロルド・アズカ(2年)が大会の優秀選手に選出された。