「WEリーグ・クラシエカップ・決勝、広島1-0神戸」(29日、国立競技場) 広島レジーナが前半の先制点を守り切ってINAC神戸を破り、前年のWEリーグカップに続いて連覇を果たした。決勝初となる国立競技場での開催に2万1524人が駆けつけ、…
「WEリーグ・クラシエカップ・決勝、広島1-0神戸」(29日、国立競技場)
広島レジーナが前半の先制点を守り切ってINAC神戸を破り、前年のWEリーグカップに続いて連覇を果たした。決勝初となる国立競技場での開催に2万1524人が駆けつけ、WEリーグ歴代最多観客数を更新。これまでの最多は22年5月の神戸-浦和(国立競技場)で記録した1万2330人だった。
試合開始から激しく攻守が入れ替わる展開となった決勝戦。なかなか決定機をつくれずにいた広島だが前半33分に均衡を破る。ゴール前中央でボールを持った日本代表FW中嶋が相手に囲まれながら粘ってパスを出すと、日本代表MF上野が左足を豪快に振り抜く。このシュートが相手DFに当たってコースが変わり、GKの逆をつく形で先制のネットを揺らした。
後半途中からは5バック気味に守り逃げ切りをはかった広島。強力なFW陣を中心にパワープレーを仕掛ける神戸の攻撃を最後まではね返し続けた。リーグ戦、皇后杯との3冠を狙っていた神戸は優勝まであと一歩届かなかった。