広陵OBの現役プロ野球選手14人が29日、同校で行われた野球教室に参加した。楽天のドラフト1位・宗山塁内野手(明大)は高校、大学の先輩であるDeNA・佐野恵太外野手から“金言”を授かった。 ドラフト指名後初めて、広陵野球教室の参加となった…

 広陵OBの現役プロ野球選手14人が29日、同校で行われた野球教室に参加した。楽天のドラフト1位・宗山塁内野手(明大)は高校、大学の先輩であるDeNA・佐野恵太外野手から“金言”を授かった。

 ドラフト指名後初めて、広陵野球教室の参加となった宗山は佐野と一緒のグループで子どもたちに打撃指導などを行った。2020年に首位打者を獲得している偉大な先輩からは「(プロでは東京)六大学のエース級が、毎日来るような感じ」などと助言され、熱心に耳を傾けた。

 来年から注目のルーキーとしてプロ生活のスタートを切る中、広陵OBには巨人・小林やソフトバンク・有原、楽天・太田など頼もしい先輩がたくさんいる。「本当に何も分からないところからのスタートだと思うので、分からないことは聞いて、これからお世話になっていくので、感謝の思いとともにいろいろ助けてもらいたいと思っています」と語った。

 同校OBのプロ野球選手による年末の野球教室は今年で10年目。2014年に発生した広島市土砂災害の復興支援のために始まったイベントで、広陵OBのプロ野球選手が一堂に会する機会となっている。そこにプロとして初めて参加した宗山は「先輩方とお話しできる機会はなかなか他の高校や大学ではないこと。素晴らしいことだと思いますし、これから頑張っていこうという気持ちになれました」と思いを新たにした。