第77回全国高校バスケットボール選手権大会「ソフトバンク ウインターカップ2024」(特別協力・朝日新聞社など)の女子決勝が28日、東京体育館であった。熊本県代表で初の決勝進出を果たした慶誠は、3連覇を狙う強豪の京都精華学園(京都)と激戦…
第77回全国高校バスケットボール選手権大会「ソフトバンク ウインターカップ2024」(特別協力・朝日新聞社など)の女子決勝が28日、東京体育館であった。熊本県代表で初の決勝進出を果たした慶誠は、3連覇を狙う強豪の京都精華学園(京都)と激戦の末、54―59で惜敗した。
陽本麻生選手(2年)が3点シュートで先制。大黒柱のロー・ジョバ選手(3年)が徹底的にマークされるなか、鮮やかなサインプレーをくり出し、試合を動かした。「すごくマークされていたので、あと(残りの)私たち4人が動いて動いて、取りに行かなければと」。陽本選手は徹底的に攻めたという。
5点差で始まった第2クオーター(Q)では途中で30―29と逆転。第3Qでも一時逆転するなど接戦を展開した。
対する京都精華学園は、終盤の勝負どころで持ち前の速攻を次々とくり出し、強さを見せつける。「やれるよ、まだ、行ける行ける!」。ジョバ選手が仲間を鼓舞。試合残り50秒には沢田樹奈選手(2年)が3点シュートを決めて2点差に詰め寄るなど、最後まで相手を脅かした。
15得点の活躍をした陽本選手は、「もう本当に悔しい。また来年この場に立って優勝できたらいいなと思う」と語った。(中村有紀子、伊藤隆太郎)