元WBC世界スーパーフライ級王者・徳山昌守氏(50)が2024年12月2日に開設した「徳山ボクシングジム」に第1期生として有望な小学生が入門した。小学6年の竹野雄哉(ゆうと)くん(11)は、5歳からボクシングを始めた。徳山氏がジムを開設した…
元WBC世界スーパーフライ級王者・徳山昌守氏(50)が2024年12月2日に開設した「徳山ボクシングジム」に第1期生として有望な小学生が入門した。
小学6年の竹野雄哉(ゆうと)くん(11)は、5歳からボクシングを始めた。徳山氏がジムを開設したことをインターネットで知ると、即座に入門を希望。将来の目標を「(スーパーバンタム級世界4団体統一王者の)井上尚弥さんのような世界王者になる」と力強く宣言した。
正道会館で空手をしていた父元二(もとつぐ)さん(49)の影響もあり、格闘技に慣れ親しんだ。中でもキックボクサー、安保瑠輝也(あんぽるきや)とは親交があり、竹野くんは「安保選手が好き。強くなりたかった」と格闘家への動機を明確に語った。
徳山ジムの同じ1期生「パンチくん」こと西藤澪くん(11、小学5年生)は同年代でライバル。ジムでは刺激し合いながら、研鑽を重ねている。
竹野くんはアマで実績を積み、プロボクシングで世界王者を目指す道筋を描いている。愛称も自ら開発した。「大阪湾のコンクリート」。かつて「石の拳」と称された名王者ロベルト・デュランならぬ、硬い拳で世界を目指す。
日本ボクシング界の未来を背負う少年ボクサー。その行く末は、楽しみでしょうがない。
◆竹野雄哉(たけの・ゆうと)くん 2013年(平25)1月22日、大阪市生まれ。小学4年時にK-1のカテゴリー別大会で全国ベスト4。徳山ジムで練習後は塾通いで「文武両道」を目指す。150センチ、40キロ。右構えのオーソドックス。