2024年もたくさんの日本人ゴルファーが飛躍を遂げました。海外に飛び出すトッププロは増加傾向にあり、活躍の舞台が世界に広がっています。プロゴルフツアーのシーズンが切り替わる季節に、GDOニュースは複数の選手に単独インタビューを敢行。女子メ…
2024年もたくさんの日本人ゴルファーが飛躍を遂げました。海外に飛び出すトッププロは増加傾向にあり、活躍の舞台が世界に広がっています。プロゴルフツアーのシーズンが切り替わる季節に、GDOニュースは複数の選手に単独インタビューを敢行。女子メジャーを制した笹生優花、古江彩佳をはじめ、男子では「パリ五輪」銅メダリストの松山英樹を筆頭に、来季PGAツアーを主戦場にするプレーヤーの心の声を漏らすことなくキャッチしました。まもなく迎える新年への意気込みもオリジナル写真とともにお楽しみください。
「みんな一緒にはならない」笹生優花
6月の「全米女子オープン」で3年ぶりに優勝。男女を通じて日本勢で初めてメジャー2勝を飾った23歳は秋に一時帰国した際、ジュニアゴルファーを相手にクリニックを実施しました。GDO編集部はその様子に密着。メジャーチャンピオンの素顔満載の映像と、幼少期からのスイング構築に関する言葉をテキストでまとめました。
「教えるのではなくアイデアを」ジュニアクリニックで見えた笹生優花の素顔
笹生優花の原点は「なんで、できない?」 “一日500球”のジュニア時代
「『69』は絶対だなと」古江彩佳
7月「アムンディ エビアン選手権」でメジャー初制覇。米国女子ツアーでもすっかり実力者として定着しましたが、その陰には惜敗と涙の歴史があります。3年目の24年シーズンは平均ストロークナンバーワンの証「ベアトロフィ」獲得の快挙を達成。シーズン最終戦、最終日前夜の心境も明かしてくれました。
「『意外だね』って言われる」竹田麗央
日本ツアーの年間女王に輝いた21歳は、必ずしもエリート街道を歩んできたわけではありません。プロ転向から2シーズンは同世代の背中を追った時間。3年目の24年に初優勝を含む8勝を挙げ、25年は主戦場を米ツアーに移します。プロゴルファーの母と、おばに支えられた学生時代。故郷・熊本で通い詰めた練習場を取材しルーツを追いました。
「当たり前じゃないんだ」松山英樹
プロ11年目の24年は復活を印象付けたシーズン。PGAツアーで2年ぶりに優勝(2勝)し、通算勝利数を10に伸ばしました。ハイライトは何といっても「パリ五輪」。大会前のモチベーションアップにつながった友人アスリートを明かし、銅メダル獲得に至った最終日の戦いぶり、そして再認識した五輪の価値について語り尽くしました。
「企業秘密っす」久常涼
PGAツアーのルーキーイヤーで「マスターズ」にも出場。8月のレギュラーシーズンが終わった段階で、翌年のフル出場資格を手中に収めました。GDOでは9月の秋季シリーズ(フェデックスカップフォール)に入る直前に単独インタビューを実施。2年目の25年はいっそうの活躍に期待が高まります。
「積み重ねた自分を裏切れない」金谷拓実
シーズン最終戦「日本シリーズJTカップ」で逆転の末に悲願の賞金王の座に就いた26歳は、直後の予選会を突破して25年のPGAツアー出場権も獲得しました。狭き門を突破した瞬間、あふれ出たのは人生初のうれし涙。飛躍の一年を振り返り、信条である「諦めない」について言及します。
「ブチギレるのが理解できる」星野陸也
2月の「カタールマスターズ」でDPワールドツアー(欧州ツアー)初優勝。2カ月後に見舞われた気胸のアクシデントを乗り越え、25年はPGAツアーに参戦します。2年間の欧州遠征で感じたこととは? 細かすぎるチューニングと、メーカーへの注文の多さで知られる“ギアマニア”のクラブ愛にもご注目ください。
「これ、勝っちゃうじゃん!」大西魁斗
日本人選手としては2004年の今田竜二以来、20年ぶりに米下部コーンフェリーツアー優勝を達成。厳しいポイントレースを戦い抜き、25年のPGAツアー昇格を決めました。学生時代を米国で過ごした異色の経歴の持ち主は、家族や周囲の人間への感謝を忘れません。下部ツアーでの食生活の大変さは後に続く選手たちにとっても参考になるはず。
予選落ちで「良かったじゃん!」 両親の教えと恩師との出会い<前編>
「TSi3」に2代目「T100」…夢の舞台は使い慣れたクラブで/ギア語り
「自分は、その程度にしか」中島啓太
23年の日本ツアー賞金王は24年シーズンを欧州ツアーで過ごしました。自身の6戦目、3月「ヒーローインディアンオープン」で初年度にして初勝利を挙げ、「パリ五輪」では日本代表としてプレー。その輝かしい実績とは裏腹に、故障や不満を抱えて苦悩したと言います。新天地での心境の変化、そして翌シーズンへの意欲を独占取材で克明に語ってくれました。