◆全国都道府県対抗中学バレーボール大会▽最終日(28日、Asueアリーナ大阪ほか) 男女の準決勝と決勝が行われ、女子は京都が初優勝を飾った。全国ヤングクラブバレーボール大会で最優秀選手賞を受賞したエースアタッカー・山田陽和(ひより、3年)が…
◆全国都道府県対抗中学バレーボール大会▽最終日(28日、Asueアリーナ大阪ほか)
男女の準決勝と決勝が行われ、女子は京都が初優勝を飾った。全国ヤングクラブバレーボール大会で最優秀選手賞を受賞したエースアタッカー・山田陽和(ひより、3年)が、東京との決勝戦で19得点と大暴れした。男子は、東京が大会最多優勝を更新する2年ぶり8度目の頂点に立った。男子最優秀選手(JOC)には鹿児島・田中洸が、女子最優秀選手(JVA)には今大会最長身183センチの東京・大雲舞子(ともに3年)が選出された。
▽女子準決勝
京都 2-0 茨城
京都 2ー0 大阪北
▽同決勝
京都 2―0 東京
初の頂点に、笑顔と涙があふれた。京都の山田は、粘る東京に3連続スパイクで1点をもぎ取るなどチーム最多19得点。「みんながつないでくれたボールを打ち切ろうという気持ちで」と胸を張った。
チーム始動時、選手たちは東京や大阪の強豪に憧れる位置にいた。しかし、今夏の高校総体を制した金蘭会(大阪)のBチームからセットを奪うなど、練習試合で徐々に自信が生まれた。「『やらなあかん』とプレッシャーを感じ始めている姿がうれしかった」と西川正英監督。昨年のグループ戦敗退から、初の準決勝、決勝と快進撃で頂点まで一気に駆け上がった。「自分のブロックアウトやスパイクで、高校でも点数を取っていきたい」と山田。大会の歴史に初めて京都の名を刻んだ快挙を自信に、今後も積極的に得点を狙う。
◆男子 東京が全7試合をストレート勝ち
▽男子準決勝
大阪南 2―0 静岡
東京 2―0 熊本
▽同決勝
東京 2―0 大阪南
東京男子 グループ戦を含む全7試合をストレート勝ちで、王座をつかんだ。「いつも通りやれば勝てると言われていた。素直にうれしい」と星越主将。チームは8月の全中を制した安田学園や、同8強の駿台学園など、有力選手が集結。コーチ陣には、チーム始動時から「優勝しかない」と言われていたという。ただ、「全員うまいので、レベルの高い練習が他よりできている自信があった」と星越。選手自身も優勝の確信を持って臨んだ大会で、圧倒的な力を見せつけた。