阪神・藤川球児新監督(44)が28日、作戦面や戦略について、開幕まで“鉄のカーテン”を敷くことを明かした。10月の就任会見では“岡田イズム”の継承を掲げたが、球児カラーはマル秘事項。「開幕した時にどんな野球をしてくるんだと相手に考えさせた…

 阪神・藤川球児新監督(44)が28日、作戦面や戦略について、開幕まで“鉄のカーテン”を敷くことを明かした。10月の就任会見では“岡田イズム”の継承を掲げたが、球児カラーはマル秘事項。「開幕した時にどんな野球をしてくるんだと相手に考えさせたい」と不敵に笑った。

 人気球団の阪神はメディアの数が多く、記事の内容も多岐にわたる。指揮官は「情報が表に出てしまう唯一の球団。ある意味、うちの欠点」と認識しており、機密事項が外部に漏れることを危惧している。

 例えば、走塁面に関して選手個人が盗塁増に意欲を持つことは歓迎しつつ「中野はもっと走れるんじゃないかとか、そういう想像を皆さんに持ってもらうのでいいのかな」と話すにとどめ、チーム方針として打ち出すことはなかった。

 一方で、来春キャンプで臨時コーチを務める赤星憲広氏と糸井嘉男SAには「(選手の)可能性をどんどん発言してもらいたい」と積極的な発信を期待する。「僕はその中でしっかり考えたい」。球児野球は開幕してからのお楽しみだ。