◇バスケットボール ▽B1リーグ第15節 三河86―69北海道(28日、エスコンフィールド北海道) Bリーグ史上初の野球場での公式戦が、日本ハムの本拠地エスコンフィールド北海道で開催された。地元のレバンガ北海道対シーホース三河のカードに、リ…
◇バスケットボール ▽B1リーグ第15節 三河86―69北海道(28日、エスコンフィールド北海道)
Bリーグ史上初の野球場での公式戦が、日本ハムの本拠地エスコンフィールド北海道で開催された。地元のレバンガ北海道対シーホース三河のカードに、リーグ新記録となる1万9462人の入場者が集まった。
派手な音響と照明で演出された中、内野エリアに広がったバスケットコートで熱戦が繰り広げられ、大歓声が再三渦巻く。試合は三河が86―69で北海道を下した。
北海道出身で三河のSF須田侑太郎は「今まで体験したことない、すごく刺激的な会場でした。入場者数のレコードも塗り替え、Bリーグにとっても大きな一日だったのでは」と話した。
昨春開業したエスコン人気も相まって、1万9000人超が集った。これまでのBリーグの最多入場者数は2023年5月28日のチャンピオンシップファイナルの千葉対琉球戦だったが、大幅に更新した。
北海道のPG島谷怜主将も「勝つことができず悔しいが、こういう会場で試合ができたのは、バスケットボールという競技の価値が上がってきているからと感じている」と歴史的な一戦に私見を述べた。
エスコンでの試合開催に尽力してきた北海道の折茂武彦社長は「僕も見たことがない景色で、選手が羨ましいと思いました。経験したことが人数ですし、見ている光景がすごすぎた」と驚きを隠せなかった。
今後のエスコン開催については「こういう事例が作れて、バスケット界に新しい風を吹き込ませることができたのかなと思う。開催にあたっては、我々はファイターズの現場スタッフさんとも毎日いろんなミーティングをしながら進めてきた」と運営側の負担に言及。その上で「そこの条件をクリアし、できるかどうかを検討していかなければならない」と継続的な開催の可能性を探る意向を示した。