◆第103回全国高校サッカー選手権▽1回戦 帝京2―1京都橘(28日・国立競技場) 帰ってきたカナリア軍団が初戦を突破した。戦後最多6度の優勝を誇る15大会ぶり出場の帝京が2―1で京都橘に競り勝ち、2回戦進出を決めた。選手権での勝利は07年…
◆第103回全国高校サッカー選手権▽1回戦 帝京2―1京都橘(28日・国立競技場)
帰ってきたカナリア軍団が初戦を突破した。戦後最多6度の優勝を誇る15大会ぶり出場の帝京が2―1で京都橘に競り勝ち、2回戦進出を決めた。選手権での勝利は07年度大会以来、17大会ぶりとなった。
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帝京サッカー部OBの名古屋MF稲垣祥が国立競技場に駆けつけ、観客席から後輩の勝利を見届けた。
帝京は自身の3年時に出場した2009年度大会以来、15大会ぶりの選手権出場だった。「自分がいたころとは全然変わっている。ちゃんと実力がありますね」と目を細めた。
足元の技術の高さを生かしたパスサッカーを展開。一方で得点シーンは、帝京らしい堅守速攻から生まれた。「懐かしい気持ちもあるし、新しくなっているなって気持ちもある」と語り「ポジションも流動的に動いていて、それぞれが自由な幅で判断してプレーしている。今の時代に沿っているなと感心しました」と語った。
自身が出場した08、09年度の2大会はいずれも初戦で敗退。チームは26大会ぶりに国立競技場での勝利をつかんだ。「ちょくちょく目に留まる選手もいましたし、これからも楽しみです」と勝ち上がりに期待を寄せた。