◆ラグビー ▽リーグワン第2節(28日、熊谷ラグビー場) 埼玉 26(20―3、3―21)24 東京ベイ リーグワン初代王者の埼玉(旧パナソニック)は、2代目王者の東京ベイ(旧クボタ)に26―24で競り勝って開幕から2連勝。フル出場し、PO…

◆ラグビー ▽リーグワン第2節(28日、熊谷ラグビー場) 埼玉 26(20―3、3―21)24 東京ベイ

 リーグワン初代王者の埼玉(旧パナソニック)は、2代目王者の東京ベイ(旧クボタ)に26―24で競り勝って開幕から2連勝。フル出場し、POM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)に選ばれたSO山沢京平は「みんなのおかげ。自分のことよりは、チームが勝ててよかった」とうなずいた。

 前半を20―3で折り返した埼玉だが、後半は途中出場の相手FW陣を中心に苦戦し連続トライを献上。一時23―24と逆転された。同35分に敵陣で反則を奪いショットを選択。左中間約35メートルのPGを山沢が決め、再逆転してリードを守り切った。この日は4PG1G全てを成功。開幕節の東京SG戦はショットクロックにも苦戦していたが、山沢は「開幕戦の時は、クロックを見たら『あれ、もうない』という感じだったけど、今日は『これくらいあるな』と。自分のタイミングを大事にした」と、対応した。

 昨季まで10番をつけていた松田力也はトヨタに移籍。新たな司令塔として、ロビー・ディーンズ監督から期待を受ける。指揮官はこの日の試合後「京平は、チャレンジを受け入れて成長し続けている。この様な試合が自信をつけてくれると思う」と評価。3季ぶりの王座奪還に臨む主軸の1人として、山沢は「自分の仕事をする」と、静かに闘志を燃やした。