◆ラグビー ▽リーグワン第2節(28日、秩父宮)BR東京 33(19―20、14―12)32 東京SG BR東京が接戦の末に東京SGを33―32で破り、今季初白星を手にした。 前半2分に相手のPGで先制を許したが、すぐさまに反撃。同6分には…

◆ラグビー ▽リーグワン第2節(28日、秩父宮)BR東京 33(19―20、14―12)32 東京SG

 BR東京が接戦の末に東京SGを33―32で破り、今季初白星を手にした。

 前半2分に相手のPGで先制を許したが、すぐさまに反撃。同6分にはWTBネタニ・ヴァカヤリアが左隅にトライを決め、コンバージョンキックも決まり7―3とした。同10分にはキックチャージからチャンスを作ると、最後はフランカーのブロディ・マクカランが左中間に飛び込むなど、3連続トライで19―3とリードを広げた。だが東京SGに連続トライを許し、前半42分にはPGを決められ、19―20と1点を追う展開で折り返した。

 後半に入ると5分に日本代表のSO中楠一期がトライするなど33―20とリードを広げたが、東京SGのFB河瀬諒介が同23分にこの日3トライ目を奪い、コンバージョンキックも決まり、33―32と1点差に迫られた。さらに試合終了間際には河瀬が中楠のタックルを受けながらも左隅へ飛び込んだ。だがテレビジョンマッチオフィシャル(TMO)でグラウンディングの前に足がタッチに出ていると判定され、ノートライ。BR東京が1点差で逃げ切った。

 チームを救った形の中楠は「昨シーズンはタイトな試合を落としてしまうことが多く、最後のシーンも逆転されるということが頭をよぎったが、みんなで規律を守って守り切れた」と反則も許されない状況の中、フィフティーン全員で守り切ったことに胸を張った。交代後のため、試合終了の瞬間はグラウンドの外から見守ったフッカー武井日向主将は「ハードワーク、諦めない気持ちを感じたので、信じていた」と話した。