「プロレス・全日本」(31日、国立代々木競技場第二体育館) 紅組(斉藤ブラザーズ)の斉藤レイ、“ミスター斉藤”土井成樹、セニョール斉藤組と白組(北斗軍)の大森北斗、サイラス、ジャック・ケネディ組が対戦する「紅白プロレス合戦」の記者会見が2…

 「プロレス・全日本」(31日、国立代々木競技場第二体育館)

 紅組(斉藤ブラザーズ)の斉藤レイ、“ミスター斉藤”土井成樹、セニョール斉藤組と白組(北斗軍)の大森北斗、サイラス、ジャック・ケネディ組が対戦する「紅白プロレス合戦」の記者会見が28日、都内で行われ、チームリーダーの斉藤レイと大森北斗が出席した。

 レイは「いよいよミスター斉藤が復帰する。兄の三冠戦もある。そのためにも北斗軍をブッ倒してやりたい。紅白プロレス合戦ってのはよく分からないけど」と重々しく述べたが、大森はさっそく「何をカッコつけてんだオマエ?30過ぎて。知ってんだぞ、さっき道に迷ってお客さんの前をウロチョロしてたらしいな!」と先制の暴露だ。

 大森は続けて「第52回紅白プロレス合戦白組代表に選ばれました北斗軍、大森北斗です。俺はな、斉藤ジュンから3カウントを取ってるんだよ。後はオマエから取れば北斗軍の完全勝利といいたいところだが、せっかくの大みそか、正々堂々紅白プロレス合戦ルールでオマエらを壊滅させてやる」と宣戦布告した。

 「紅白プロレス合戦ルール」という耳慣れない言葉に、レイは「試合は普通の試合なんだろ?」と首をかしげるが、大森は「試合の実力だけじゃない!客の人気もないと勝てないんだよ!最後にオーディエンスから、どっちのチームがカッコ良かったかを拍手の量で決めるんだ!」と、紅白プロレス合戦ルールを説明する。

 レイは「は?オマエは一体何を言ってるんだ?試合の勝敗と別に、お客さんが勝ち負けを決めるって言うのか?」と困惑を隠せないが、大森は「そういうことだ。その場でどっちの方がカッコ良かったか、拍手をしてもらうんだ。レフェリーの公平なジャッジで勝敗を決める」と重ねて説明した。

 レイが「それで、試合とは別に負けた方がどうなる?」と当然の疑問を口にすると、大森は「決まってるだろ。女装だよ」とこともなげに答え、レイは「ハハハ…女装すんのか?」と当惑。

 大森は「ビビってんのか?負けた方はな、全日本公式YouTubeチャンネルで女装生配信1時間だ!」と罰ゲームを明らかにして、「ビビってんのか?やれんのか?震えてんじゃないのか?その足」と一気にたたみ込んだ。

 レイは「斉藤ブラザーズが負けるなんてあり得ない。女装でも猫耳でもやってやる。兄のジュンも一緒に女装してやるよ、やってやる!」と売り言葉に買い言葉で請け負ってしまい、「俺たちが負けたら、俺だってなあ!羆嵐と女装生配信1時間やってやるよ」(大森)、「誰も見たくないよ」(レイ)、「だから地獄なんだよ!分かるか?」(大森)とやり合った。

 ここで報道陣から、ファンは斉藤ブラザーズの女装が見たいから、北斗軍の方に拍手するのではないかという当然の疑問が出たが、レイは「勝てばいいんだろ?。(観客は)そんなことしないだろう。(女装の覚悟は)負けたらな。ただ負けるなんてことはあり得ない。自信しかねえな」と意に介さず。大森は「まだ分かってないのか?この会場で分かってないのオマエだけだぞ!」とほくそ笑んだ。

 なお、第52回という数字について報道陣にツッコまれた大森は、一瞬絶句したものの「26勝25敗で白組が1勝多く勝っています、はい」と、しゃあしゃあと言ってのけていた。