12球団ジュニアトーナメント第20回大会でソフトバンクジュニア保護者会長務める「NPB12球団ジュニアトーナメントKONAMI CUP 2024~第20回記念大会~」は28日、かつてソフトバンクの守護神として奮闘し、NPB通算182セーブを…
12球団ジュニアトーナメント第20回大会でソフトバンクジュニア保護者会長務める
「NPB12球団ジュニアトーナメントKONAMI CUP 2024~第20回記念大会~」は28日、かつてソフトバンクの守護神として奮闘し、NPB通算182セーブを誇る馬原孝浩氏の長男、福岡ソフトバンクホークスジュニア・拓海(たくみ)投手が初登板を果たした。スタンドで応援していた馬原氏は“意外な姿”で声援を送っていた。
神宮球場で行われた、広島東洋カープジュニアとの準決勝。拓海は1-1で迎えた6回2死走者なしで2番手として登板し、最初の打者には四球を与えたものの、後続を二ゴロに仕留め無失点でしのいだ。
スタンドでは、ホークスグッズのピンクの被り物を着用していた馬原氏。被り物は一昨年の大会から歴代保護者会長に引き継がれるものだという。今年の保護者会長を務めている馬原氏は「被らないわけにはいかないのです」と苦笑。試合後、報道陣の前に現れた時も、あられもない姿のままで、「できれば、この格好で写真に写りたくはありません」と顔を紅潮させた。
ソフトバンクジュニアは翌29日、2009年の第5回大会以来15年ぶり2度目の大会優勝を懸けて、決勝で北海道日本ハムファイターズジュニアと対戦する。
長男が野球を始めたのは、一昨年の夏と遅かった。馬原氏は「僕はめちゃくちゃ厳しいですよ。シャドーピッチングから教えて、今は練習を日本一やっていると思っています。とんでもない量をやらせています」と明かす。現役時代に何度も絶体絶命のピンチでマウンドに上がった経験の持ち主だけに、息子にも「打者へ向かっていけ。自信を持って投げろ。自信がないなら、練習をとことんやれ」と言い聞かせているという。
馬原氏自身は現役引退後、柔道整復師、鍼灸師の国家資格を取得。現在はトレーナーの育成、整骨院3店舗の経営なども行っている。(Full-Count編集部)