第104回全国高校ラグビー大会が27日、大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開幕。兵庫県代表で9大会連続50回目出場の報徳学園は1回戦で仙台育英(宮城)と対戦し、52―3(前半12―3)で勝った。30日の2回戦で目黒学院(東京第1)と対戦する…

 第104回全国高校ラグビー大会が27日、大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開幕。兵庫県代表で9大会連続50回目出場の報徳学園は1回戦で仙台育英(宮城)と対戦し、52―3(前半12―3)で勝った。30日の2回戦で目黒学院(東京第1)と対戦する。

 強風のなか風下に立った前半、報徳学園は我慢を強いられた。ロングキックから陣地を奪う得意の展開をほぼ封じられ、押し込まれる場面が目立った。それでも前半11分、相手ボールのスクラムからの展開で球を奪うと、連続攻撃からトライを決めて先制。25分にも、ラインアウトから何度も密集を作りながら前進しトライで突き放した。

 風上の後半は6トライを奪う一方的な展開。結局、防御陣も試合を通じて相手を0トライに封じた。それでもナンバー8の西本龍太主将(3年)は「個人技で奪ったようなトライが多かった。しっかりした防御から攻撃につなげられるように、再確認したい」。Bシードが相手の2回戦に向けて、気を引き締めていた。(岡田健)