◆全国高校ラグビー第1日▽1回戦 明和県央75―7遠軽(27日・花園) 開幕し、1回戦が行われた。北北海道代表の遠軽は、9大会ぶりの得点を奪ったものの序盤から明和県央(群馬)の猛攻に遭い、7―75で敗れた。 遠軽は9大会ぶりの得点で“爪の痕…
◆全国高校ラグビー第1日▽1回戦 明和県央75―7遠軽(27日・花園)
開幕し、1回戦が行われた。北北海道代表の遠軽は、9大会ぶりの得点を奪ったものの序盤から明和県央(群馬)の猛攻に遭い、7―75で敗れた。
遠軽は9大会ぶりの得点で“爪の痕”を残した。前半1分に先制されるなど試合序盤から明和県央に圧倒される展開が続いたが、前半30分に敵陣5メートルでのラインアウトから右プロップ上村寛大(2年)が押し込みトライ。この試合に向けて準備してきたサインプレーで7点を返し、前々回出場の15年度大会以来の得点を挙げた。
「今持ってる力は出せた。来年につながるトライだったと思う」と収穫を口にする石崎真悟監督(46)。高校では、長男のCTB比呂主将(3年)と親子鷹で臨む最後の試合が終わり、「きょう初めて息子として見ちゃったかな。けが大丈夫かなとか。最後だけ親になりました。よく頑張ったと思います」と親の眼差しで息子を見つめながらねぎらった。
結果的には68点差の大敗となったが、無得点で敗退の昨年から今年はスコアボードに「7」を刻んだ。上村は「三度目の正直じゃないですけど、来年は絶対1勝できるように頑張りたい」と1年後の雪辱を誓っていた。