◆バスケットボール全国高校選手権・第5日▽男子準々決勝 鳥取城北(鳥取)85―45延岡学園(宮崎)(27日・東京体育館) 延岡学園は鳥取城北に敗れ、12年ぶりのウィンターカップ4強とはならなかった。前半から相手の攻撃を抑えきることができず得…
◆バスケットボール全国高校選手権・第5日▽男子準々決勝 鳥取城北(鳥取)85―45延岡学園(宮崎)(27日・東京体育館)
延岡学園は鳥取城北に敗れ、12年ぶりのウィンターカップ4強とはならなかった。前半から相手の攻撃を抑えきることができず得点を重ねられると、攻撃面でもフィールドゴール30%、スリーポイント13.8%とふるわず。3回戦のインターハイ準V・美濃加茂(岐阜1位)戦に続き、千葉Jの日本代表・渡辺雄太が観戦に訪れるも、2日連続で勝利を届けることは出来なかった。
プロ野球の元巨人・木村拓也さん(享年37)を父に持つPG木村俊生(としき)は今大会初の3点シュートを決めるも「決めきれるショットを決めきれなかった」とその後は続かず。3得点3アシストで高校生活最後の試合を終えた。試合を終えて「自分たちのプレースタイルである前から守るというディフェンススタイルが前半機能しなかった。(攻撃面でも)もう少しガードとしてコールをしたり、もっと楽にエースの(内田)悠介とか佐々(然)にパスを出せた」と振り返ると「悔しい気持ちでいっぱい」と下を向いた。
自身が3歳の時に亡くなったため父については「ちゃんとした記憶は無い」と語ったが、父が宮崎出身ということもあり「延岡学園の先生からよく応援されるような人柄だったり選手だったと聞いていた」という。今後は拓殖大でバスケを続ける予定だというが「(父は)目標になる選手であり人。お父さんを目標にするというのが自分のゴールなのかなと思います」と話した。