「ヤンググランプリ2024・G2」(28日開幕、静岡) 中野慎詞(25)=岩手・121期・S1=が雪辱に燃える。昨年のG2・ヤンググランプリ(立川)は打鐘で先頭に立ったが、直後から他ラインが動いて内に包まれる形。最終3角から仕掛けるも7着…
「ヤンググランプリ2024・G2」(28日開幕、静岡)
中野慎詞(25)=岩手・121期・S1=が雪辱に燃える。昨年のG2・ヤンググランプリ(立川)は打鐘で先頭に立ったが、直後から他ラインが動いて内に包まれる形。最終3角から仕掛けるも7着に敗れた。しかも勝利したのが同じくナショナルチームでしのぎを削る太田海也(岡山)だっただけに悔しい気持ちは人一倍だろう。「今年は去年よりも取りたい気持ちがあるし、それをレースにぶつけたい」と気合は高ぶっている。
今年はパリ五輪に出場するなど、本業の競輪は10月の函館F1からの始動。即完全Vを飾るなど、その後の4場所でも存在感をしっかり示していた。「今年は競輪をしたいと思って走っているし、そういうレースができていると思う」と納得の手応えだ。
このタイトルは是が非でも取りたいところ。「ここまで来て小さいレースはしたくない。全力を出し切りたい」と意気込む。再びライバルとなる太田を世界基準の脚力でねじ伏せて、栄冠を勝ち取る。