「全国高校ラグビー・1回戦、京都工学院112-0聖光学院」(27日、花園ラグビー場) 伏見工時代に4度の優勝を果たし、9大会ぶりで、現校名で初めて出場する京都工学院が大勝で初戦突破を果たした。 1975年に伏見工のラグビー部監督に就任し、…
「全国高校ラグビー・1回戦、京都工学院112-0聖光学院」(27日、花園ラグビー場)
伏見工時代に4度の優勝を果たし、9大会ぶりで、現校名で初めて出場する京都工学院が大勝で初戦突破を果たした。
1975年に伏見工のラグビー部監督に就任し、81、93、01年の3度、全国制覇を遂げた山口良治総監督(81)はスタンドで勝利を見届け「昔を思い出した」と涙ぐんだ。112-0はくしくも、自身が前身の伏見工を率いて間もない75年に花園高に敗れた時と同じスコア。「相手は悔しいと思う。大敗がいい意味で明日につながり、チームが成長してくれるとうれしい」と思いやった。
現チームについて「大島が主将で日本一になった時の感動を、花園で積み上げてくれると思っている」と期待を寄せた。9大会ぶりの花園は校名が変わり初の出場。「長かったですね。でも優勝した時の主将の大島が監督をして、『信は力なり』を受け継いでくれていますから、子どもたちも『信は力なり』をできていると思う」と感慨深げに語った。