「ボクシング・Prime Video Boxing 11」(25年2月24日、有明アリーナ) 発表会見が27日、都内で行われた。WBC世界バンタム級タイトルマッチは、王者・中谷潤人(26)=M・T=が、同級7位で28戦全勝(18KO)のダ…

 「ボクシング・Prime Video Boxing 11」(25年2月24日、有明アリーナ)

 発表会見が27日、都内で行われた。WBC世界バンタム級タイトルマッチは、王者・中谷潤人(26)=M・T=が、同級7位で28戦全勝(18KO)のダビド・クエジャル(23)=メキシコ=との3度目の防衛戦に臨む。中谷は「相手は全勝の選手なので、何か特別なものを持っていると思って対策をしたい。まだ映像を見ていないが、身長が高いと聞いているので新鮮。また新しい中谷潤人をお見せしたい」と腕をぶした。

 このほど“ビッグバン”という新愛称も発表されたが、「爆発的なパンチで倒していきたいという思いと、これからもKOを見せたい」と中谷。現在世界のバンタム級戦線では日本人王者4人が4団体のタイトルを独占している活況だが、中谷が熱望している統一戦の実現は未定で、「(今は)決めていただいた相手にしっかり勝っていくことに集中している。引き続き、このバンタム級で高いパフォーマンスを発揮していきたい」と語った。

 ただ、IBF王者の西田凌佑がこのほど、初防衛成功後に中谷を名指しして統一戦をアピールしている。さらに、この日会見に同席したWBA王者の堤聖也も「ベルトは増やしたい。2025年の目標としては、中谷君に追いつけるような選手になりたい」と名前を挙げ、将来的な対戦に意欲を示した。

 中谷は「(かねてから)統一戦をしたいと言っているが、早く決まってくれたらありがたい。(西田や堤からラブコールが来ることは)ありがたい。話が早いかな」と歓迎姿勢を示した。