2024年にGDOが配信した全ての記事の中から、編集部が独自に10大ニュースを選出。全5回にわたり、ことしのゴルフ界を彩ったホットな話題を振り返る。第1回は国内男子編。10位:岩田寛がメジャー初制覇 シーズン2勝も自身初43歳の岩田寛が6…

左から石川遼、金谷拓実、平田憲聖。国内男子ツアーを盛り上げた

2024年にGDOが配信した全ての記事の中から、編集部が独自に10大ニュースを選出。全5回にわたり、ことしのゴルフ界を彩ったホットな話題を振り返る。第1回は国内男子編。

10位:岩田寛がメジャー初制覇 シーズン2勝も自身初

岩田寛が初めての年間2勝

43歳の岩田寛が6月「BMW 日本ゴルフツアー選手権」でツアー6勝目となるメジャー初優勝を挙げた。通算13アンダーで並んだ石川遼とのプレーオフを1ホール目で制した。

11月「カシオワールドオープン」も制し、自身初の年間2勝。賞金ランキング4位と2014年シーズン以来となるトップ5で終えた。

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9位:松山茉生が16歳のデビュー戦で衝撃ドラコン王

松山茉生が大器の片鱗を見せつけた

6月「日本アマ」を大会最年少の15歳344日で制した松山茉生(福井工大福井高)が9月「バンテリン東海クラシック」でツアーデビュー。大会恒例のドライビングコンテストでは349.6ydを記録し、河本力ら国内ツアーの飛ばし自慢たちを抑えて優勝を飾った。

カットライン上で予選を通過した本戦も最終日に1イーグル6バーディ、1ボギーの「64」と4日間のベストスコアをマーク。通算10アンダー17位でベストアマに輝いた。

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8位:稲森佑貴が新記録で9季連続“日本一曲がらない男”

稲森佑貴が今年も日本一曲がらない男となった

稲森佑貴が今季もフェアウェイキープ率1位に輝いた。未勝利だったものの、9シーズン連続で“日本一曲がらない男”の称号を手にした。

男子ツアー史上初の80%超となる80.957%。昨年に自身がマークした79.269%を上回るツアー新記録となり、2位の植竹勇太(69.18%)に大差をつけた。

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7位:杉浦悠太がメジャーでプロ初優勝 大会5人目の初出場V

杉浦悠太が大会史上5人目の初出場初V

杉浦悠太が7月の「日本プロ」でプロ初優勝を手にした。大会史上5人目の初出場Vを、プロ12戦目の大会最速制覇で決めた。

最終日は後続に2打差の首位から出て3バーディ、3ボギーの「72」で回り、通算18アンダーとして逃げ切った。アマチュアで制した23年「ダンロップフェニックス」に続くツアー2勝目となった。

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6位:幡地隆寛が悲願初V ニュージーランド→日本で3勝

幡地隆寛にとっては飛躍のシーズンとなった

幡地隆寛が3月のアジアンツアー「ニュージーランドオープン」で初優勝を遂げた。最終日は1打差3位から「67」で逆転し、プロ9年目で念願の初タイトルだった。

国内ツアーでも5月「関西オープン」で初優勝すると、9月「バンテリン東海クラシック」も制した。国内屈指の飛ばし屋が殻を破り、イーグル率1位(5.75 69ラウンドで12個)、賞金ランクも自己最高13位と躍進した。

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5位:寺西飛香留が女子初の“男子ツアープレーヤー”

寺西飛香留が女子初の男子ツアープレーヤーに

寺西飛香留が女子初の“男子ツアープレーヤー”となった。8月の男子ファーストQTに女子選手として初めて臨み、通算1オーバー49位。セカンドステージには届かなかったが、出場91人中、82位タイまでに入ったことで資格を得た。

11月に受験した日本女子プロゴルフ協会の最終プロテストは通算16オーバー77位で合格はならなかった。

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「ドライバーが割れて…」 寺西飛香留は“荒療治”も実らず

4位:今平周吾が雄たけびのメジャー初V ツアー10勝目

今平周吾がメジャー初優勝で雄たけび

今平周吾が10月「日本オープン」でメジャー初優勝。昨年11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来の通算10勝目を、地元・埼玉県で飾った。

1打差3位で迎えた最終日、後ろの最終組を回る木下稜介に17番(パー3)のチップインバーディで並ばれた直後、最終18番で20mのバーディパットを沈めてクールな男が雄たけびを上げた。2017年の初優勝から7シーズン連続Vは片山晋呉池田勇太(11シーズン)、尾崎直道(8シーズン)に次ぐ3番目の記録となった。

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3位:石川遼が大会4勝目で通算20勝 5番目の年少記録

石川遼がツアー20勝の大台

石川遼が11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」で大会最多4勝目を飾った。6月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」に続く今季2勝目で、1973年のツアー制施行後では史上12人目となるツアー通算20勝の大台にも到達した。

33歳54日での20勝は、中嶋常幸(30歳260日)、尾崎将司(31歳117日)、池田勇太(32歳275日)、倉本昌弘(32歳298日)に次ぐ5番目の年少記録となった。

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2位:平田憲聖がシーズン4勝 23年ぶりの月間3勝も

平田憲聖がシーズン4勝をあげた

平田憲聖が今季最多4勝を挙げた。7月にシーズン初優勝。9月は「フジサンケイクラシック」を皮切りに「シンハン ドンヘ オープン」「パナソニックオープン」と勝利を重ねた。

月間3勝は2001年10月の伊澤利光以来23年ぶり5人目(6例目)。賞金王のタイトルは最終戦で金谷拓実に逆転を許したが、23歳301日での年間4勝は石川遼(18歳17日)、松山英樹(21歳279日)に次ぐ史上3番目の年少記録だった。

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1位:金谷拓実が初の賞金王 史上3人目の最終戦で逆転戴冠

金谷拓実が念願の賞金王

金谷拓実が賞金総額1億1955万1222円で初めての賞金王に輝いた。12月の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で3位に入り、平田憲聖との289万円差を逆転した。最終戦での逆転戴冠は2000年の片山晋呉、17年の宮里優作に続く史上3人目だった。

今季は3月の開幕戦「東建ホームメイトカップ」を制し、10月「ACNチャンピオンシップ」で2勝目を挙げた。19試合で予選落ち1試合と安定した成績を残した。

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