イチロー氏が満票で殿堂入りを果たせるのかが注目されている 2025年の米野球殿堂入りの候補者となっているイチロー氏が、史上2人目の満票選出へ着実に前進している。殿堂入り投票のトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame V…

イチロー氏が満票で殿堂入りを果たせるのかが注目されている

 2025年の米野球殿堂入りの候補者となっているイチロー氏が、史上2人目の満票選出へ着実に前進している。殿堂入り投票のトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」で26日(日本時間27日)の投票結果が公開され、イチロー氏は100%をキープしている。

 現時点での開票率は12.1%ではあるが、イチロー氏は「47/47」で依然として得票率を100%としている。イチロー氏の殿堂入りは確実視されており、焦点は満票かどうか。過去に満票で選出されたのは、歴代最多652セーブを記録した2019年のマリアノ・リベラ氏のみ。デレク・ジーター氏は1票、ケン・グリフィーJr.氏は3票足りずに栄誉を逃した。イチロー氏が満票となれば、野手史上初の快挙となる。

 米野球殿堂入りは、メジャーで10年以上プレーした選手が引退から5年で資格を得る。全米野球記者協会に10年以上連続で所属する記者による投票で決定。有資格者から最大10人まで投票でき、全投票数の75%以上を集めると、殿堂入りとなる。

 その他に殿堂入りラインをクリアしているのは、イチロー氏と同じ2001年にメジャーデビューし、通算251勝をあげたCC・サバシア氏と通算422セーブ左腕、ビリー・ワグナー氏。サバシア氏は8日(同9日)に100%を切ったが43票で91.5%、有資格最終年のワグナー氏は41票で87.2%となっている。また、5ツール・プレーヤーとして鳴らしたカルロス・ベルトラン氏は70.0%とわずかに及んでいない。(Full-Count編集部)