プロボクシングの「PRIME VIDEO BOXING 11」の発表記者会見が27日、都内のホテルで行われ、WBOアジアパシフィック・バンタム級(53・5キロ以下)王者・那須川天心(帝拳)が前WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(オース…
プロボクシングの「PRIME VIDEO BOXING 11」の発表記者会見が27日、都内のホテルで行われ、WBOアジアパシフィック・バンタム級(53・5キロ以下)王者・那須川天心(帝拳)が前WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)と2月24日、東京・有明アリーナで対戦することが発表された。キックボクシングで42戦無敗だった那須川は、ボクシングに転向して6戦目で初めて元世界王者とグラブを交えることになった。秋以降の8戦目で世界挑戦という2025年の初戦で、いきなりビッグマッチを迎える。
グレーのセットアップ、金髪で登壇した天心はモロニーについて「きれいな選手。なんでもできる、バランスが取れた選手」と評価。「自分よりもキャリアが何倍も上だけど、そんなことも言っていられないし、僕が世界に通用するかしないが分かる試合になる」とし、「日本人選手とも対戦しているので、そことも比べられるのかな」と広い視点で考えている。
今年10月、ジェルウィン・アシロ(フィリピン)とのWBOアジアパシフィック同級王座決定戦で判定勝ちし、初のタイトルを奪取した。そこで見つかった課題を「修正」する日々を送っている。「僕に勝ってほしい人、負けてほしい人もいる。そことも勝負になる」と真の実力がはかられる舞台と捉える。
2025年は世界ベルトに向かって行く年になる。初戦で強敵との対戦となり「この一戦は絶対に落とせない。一番の勝負になると思う。見てる人も自分も、ワクワクしながら。キック時代にはなかったけど、下から上がっていく姿を見せられる。自分の中でも挑戦。革命ののろしを上げます」と力強かった。