第104回全国高校ラグビー大会が27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕した。 4大会ぶりに開会式が行われた昨年度大会に続き、今年度も入場制限なく開会式が行われた。青空の下、47都道府県51代表の選手たちが、胸を張って行進した。 選手宣誓は城…
第104回全国高校ラグビー大会が27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕した。
4大会ぶりに開会式が行われた昨年度大会に続き、今年度も入場制限なく開会式が行われた。青空の下、47都道府県51代表の選手たちが、胸を張って行進した。
選手宣誓は城東(徳島)のCTB小野晏瑚(あんご)主将(3年)が務め、「104回という全国高等学校ラグビー大会の歴史と伝統を感じ、ここ花園という憧れの舞台に立てる喜びで胸がいっぱいです。災害等の苦しみの中で夢をかなえることが難しい方もいらっしゃいます。私たちにできることは、プレーすることだけですが参加選手が全員が一つになり、この世界に夢と希望を与えたい。そんな願いをラグビーで体現します」と力強く宣言した。開会式後には、「自分たちがラグビーできていることは当たり前じゃない。いろんな人に支えてもらっているので、その人たちへの感謝を伝えたかった。緊張したが、言いたいことが言えた」と笑顔で大役を振り返った。
午後0時から行われる第1試合では大会最多、72度の出場を誇る秋田工が高川学園(山口)と対戦する。
宣誓全文は以下の通り
宣誓 私たちは104回という全国高等学校ラグビーフットボール大会の歴史と伝統を感じ、ここ、花園という憧れの舞台に立てる喜びで胸がいっぱいです。私たちがラグビーに打ち込めるこの環境は、多くの方々の支え、そして平和の日々によって成り立っています。災害等の苦しみの中で、夢をかなえることが難しい方々もいらっしゃいます。私たちにできることは、プレーすることだけですが、参加選手全員がひとつになり、この世界に夢と希望を与えたい。そんな願いをラグビーで体現します。これまでラグビーを進めてこられた全ての方々、そして、応援してくださる多くの方々への感謝を忘れず、それぞれが代表という自覚を持ち、最後の瞬間までひとつひとつのプレーに魂を込め、全力でプレーすることを誓います。
令和6年12月27日 選手代表 徳島県立城東高等学校主将
小野晏瑚(あんご)