アメリカンフットボールの大学日本一を決める第79回甲子園ボウル(全日本大学選手権決勝)で、9年ぶり9回目の優勝を果たした立命館大学パンサーズ。選手たちは、滋賀県草津市野路東1丁目のびわこ・くさつキャンパス(BKC)の近くにあるグラウンドで…
アメリカンフットボールの大学日本一を決める第79回甲子園ボウル(全日本大学選手権決勝)で、9年ぶり9回目の優勝を果たした立命館大学パンサーズ。選手たちは、滋賀県草津市野路東1丁目のびわこ・くさつキャンパス(BKC)の近くにあるグラウンドで練習しており、地域は快挙に盛り上がった。
パンサーズは1953年創部。15日の甲子園ボウルでは、法政大学を45―35で破った。草津市誕生70周年、BKC開設30周年、最寄りのJR南草津駅開業30周年の記念の年に日本一に輝いた。
23日には監督や選手らが市役所を訪れ、橋川渉市長に優勝を報告した。高橋健太郎監督は就任1年目で、母校を甲子園ボウル王者に返り咲かせた。「パンサーズの発展は草津とともにある」とし、「学生だけじゃなくて、スタンドの皆さんといっしょにつかみ取ることができた優勝だと考えています」と感謝した。
スタンドで応援した橋川市長は「すごい試合を見せて頂き、感激しました。常勝チームになっていかれることを期待しています」と語った。
年間最優秀選手(ミルズ杯)と甲子園ボウル最優秀選手(MVP)に選ばれた山崎大央(だいち)主将(4年)は「自分たちがしてきたことで盛り上げることができ、節目の年に優勝することができてうれしいです」。高校時代は野球部で甲子園をめざしていたという主務の河崎祥太さん(同)は「選手のみんなには感謝しかない。支えてきてよかったです」と話した。
選手らは地域のお祭りなどにも参加しており、交流を続ける地域の人たちも喜んでいる。野路町内会の中野宗城会長も甲子園で優勝を見届けた。「監督、選手のがんばりと地域の応援すべてがかみ合った。地域も盛り上がっているし、ほかのスポーツも応援していかなアカンなと思っています」と話した。(仲程雄平)