◆全国都道府県対抗中学バレーボール大会▽男子グループ戦6組 静岡2-0千葉、静岡2-0大阪北(26日、Asueアリーナ大阪ほか) グループ戦が行われた。男子県選抜は初戦で千葉に2―0。続く大阪北戦もストレートで制し、6組首位で3年連続の決勝…

◆全国都道府県対抗中学バレーボール大会▽男子グループ戦6組 静岡2-0千葉、静岡2-0大阪北(26日、Asueアリーナ大阪ほか)

 グループ戦が行われた。男子県選抜は初戦で千葉に2―0。続く大阪北戦もストレートで制し、6組首位で3年連続の決勝トーナメント(T)進出を決めた。近藤翔主将(浜松修学舎中3年)とエース・勝呂登真(IZULU U―14、3年)のコンビを軸に得点を重ねた。1勝1敗の女子は11組2位で2年ぶりにグループ戦を突破した。決勝Tは27日に1~3回戦が行われる。

 男子は危なげなくグループ戦を突破した。初戦の千葉は190センチ台2人を含め180センチ以上の選手をズラリと並べてきたが、田代和人監督(34)=浜松与進中=が「サーブで崩せばチャンスは来る」と話した通りに相手のリズムを狂わせ得点を重ねた。攻守で存在感を見せた近藤は「うまく相手の穴を見つけられた」と胸を張った。

 大阪北戦は第1セットを3点ビハインドから怒とうの7連続ポイントでひっくり返して制すると、第2セットは圧倒。強烈なスパイクを連発した勝呂は「ストレートとクロスをうまく打ち分けられた」と笑みを浮かべた。

 チームは今秋の始動以降、聖隷クリストファーなど強豪高校と100セット以上対戦。「パワーとスピードに慣れる」(田代監督)とのもくろみ通り、格上との“ガチンコ”で進化してきた。決勝T1回戦は福井と対戦する。勝呂は「エースの役目を果たして日本一に導きたい」と宣言した。(武藤 瑞基)