朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の年間表彰式の様子が26日、朝倉のYouTubeチャンネルで公開され、“アウトローのカリスマ”と呼ばれる人気選手の瓜田純士が熱いスピー…

 朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の年間表彰式の様子が26日、朝倉のYouTubeチャンネルで公開され、“アウトローのカリスマ”と呼ばれる人気選手の瓜田純士が熱いスピーチをする場面があった。

 表彰式の中盤に壇上に上がった瓜田は「僕は最初にBD第2回かな、オーディションがまだ始まる前の大会に未来に声をかけてもらいました。当時の俺は前科は10犯以上もあるし、元ヤクザでどうしようもない経歴を持っていた俺が、朝倉未来や朝倉海のYouTubeチャンネルに出してもらって、この人はもう本当に大丈夫なんで皆さんで応援しましょうって言ってもらったんですね。それが俺の人生にとって本当に大きな出来事で、俺は何か一つでもこんなデカイ借りを作っちまった以上、何か大きなことで借りを返したい。そう思っていた矢先にブレイキングダウンのオファーがあったんで、快く引き受けさせてもらいました」とBD参戦までの経緯を明かし、「大会第4回目にしてオーディションが始まりました。俺はどうしてもその借りがまだ返し終わってないから、俺にできることはなんだろうと考えた時に、とにかく盛りあげてやろう。めちゃくちゃなやり方しかできないけど、盛りあげるんだと。そんなことを24時間考えていました。だから皆さんもご存知のとおり、俺はひっちゃかめっちゃかに喧嘩を売るわ、挑発をするわ、時には人の記者会見に乗り込んでいったり、喧嘩自慢の監督を務めさせてもらった時はあちらこちらで火種をつくったり、とにかくめちゃくちゃ迷惑をかけてきました。これが一般の企業だったり他団体だったら、始末書書かされて左遷されたり、もしくはペナルティを課せられて俺なんかとっくに干されていたと思います。ところがさすがにCEOが朝倉未来ということもあって、俺のとってきた行動はここブレイキングダウンは正解でした僕の居場所を溝口さんや未来が作ってくれました」と、振り返った。

 世間に賛否両論を巻き起こしてきたBDについて「BDの成功は何かということをよく聞きます。BDに出ることでフォロワーが増えて、カネが稼げるようになって、影響力を持つ。それも成功なのかもしれないです。けど俺は本当の意味でBDの成功というのは人間としての成長だと思っています。こんな前科者の俺が、地元新宿で胸を張って社会貢献活動なんかをやらせてもらってます。俺が最初に戦ったこめおは、飲食で成功して実業家兼オーナーを立派にやってます。こないだ戦った10人ニキに関しては、自分のことばっかり考えていた男が対戦相手の俺をねぎらったり、相手の気持ちを慮るような成長がみれたと思います」とその意義に対する持論を語り「BDは朝倉未来という頭脳を筆頭に、溝口勇児という総指揮官がいて、その大きな船にみんな乗っています。だからこそ、もっとそこに甘えて、好き勝手やっていいと思っています。イエスマンになるんじゃなくて、顔色みるんじゃなくて、思い思いに暴れていいと思います。ただ、その船が転覆したり、沈没するような足を引っ張る行為だけはしなければいいんじゃないかなと思ってます。これからもみんなでこの船に乗って、まだ見ぬ景色をみせてもらうんじゃなくて、俺たちで朝倉CEOや溝口さんを、そして伊師さんや裏方で頑張っているたくさんのスタッフをまだ見ぬ景色を俺たちで連れて行ってみせてやりましょう」と、声を震わせて選手たちに呼びかけた。

 一方で朝倉未来が表彰式の直前に米国で人気の過激な平手打ち大会を視察し、大会を管轄するUFCから日本大会の打診を受けていることに触れ「ラスベガスの方からビンタの大会をこっちにもってくるとか物騒な話が出てたんだけど、そんなものがBDで開催されるってなった暁には、そうだな、第1回ビンタファイトの相手は、ミゾ、溝口勇児。あんたでもいいよ」と宣戦布告した。