今秋の明治神宮大会で日本一になった横浜(神奈川)が26日、横浜市内の同校長浜グラウンドで練習納めを行った。来春センバツへの出場が決定的となり、12月中は肉体強化に努めてきた。この日はグラウンドなどの大掃除がメイン。最後にマウンドを中心に円を…

今秋の明治神宮大会で日本一になった横浜(神奈川)が26日、横浜市内の同校長浜グラウンドで練習納めを行った。

来春センバツへの出場が決定的となり、12月中は肉体強化に努めてきた。この日はグラウンドなどの大掃除がメイン。最後にマウンドを中心に円を作り、村田浩明監督(38)がメッセージを伝えた。

「年明けにしっかりした形で練習に入れるよう。センバツ大会に向けた練習にしっかり入れるよう。もし出場が決まったら、何が何でもセンバツは勝ちに行く。絶対に負けない野球を展開する。そのためにはこのオフをどう過ごすか、これがすごく大事。野球の練習だけではなく…例えば年末年始はいろいろなスポーツがある。サッカーに駅伝。たくさん学びがあるスポーツがあると思います。そういったスポーツを見たり、あるいは本を読んでみたり、もう1回ここまでの過程を振り返ってみたり、神社に行ってみたり、地元の友達と練習してみたり」

視野をあらためて広げ、その上で今の自分の居場所を確認してほしいと願う。

「君たちはこのグラウンドで学ぶことが本当に多いと思う。それは、本気の人間がたくさんいるということ。このオフ、本気で自分を律してやって来てください。年明けのスタートで手遅れになったり、付いていけないってなったらそこで終わりだからね。センバツというより、まずはこの中から20人を選ばなきゃいけない。そういう厳しい戦いが始まってくる」

けがをしないこと、健康であること。

「人としての能力をどれだけ高めて、2025年をやり通すことができるかどうか。センバツ、夏、秋。超長期的な戦い。全員で横浜高校を支えて、全員で横浜高校を勝たせる。超全員野球。それに全員が入り込んで、勝って、結果を残せるように。また年明け、いい形で会いましょう」

阿部葉太主将(2年)のあいさつを経て、最後は全員で一本締め。それぞれの地元へ戻っていった。【金子真仁】