元日本ハムの上沢直之投手が２６日、福岡市内のホテルで入団会見に臨んだ。新天地での背番号は「１０」で４年契約。会見場にはテレビカメラ７台に加え、報道陣約６０人が詰めかけた。　会見では再びチームメートとなる同い年の近藤と言葉をかわしたのかとい…

　元日本ハムの上沢直之投手が２６日、福岡市内のホテルで入団会見に臨んだ。新天地での背番号は「１０」で４年契約。会見場にはテレビカメラ７台に加え、報道陣約６０人が詰めかけた。

　会見では再びチームメートとなる同い年の近藤と言葉をかわしたのかという問いに「ずっと一緒にプレーした人がいるというのは心強いですし、困ったことがあったらすぐ聞けるなというのはあるんですけど」と語った上で、「入団する上ではすべて基本的に自分で決めたことなので。やっぱりどれほど相談しても、簡単に決められる決断ではないので」と明かした。

　交渉中は古巣への思いも溢れたという上沢。「時間をかけてしっかりと決断させていただきました」と語り、「ファイターズのみなさまには野球選手として育てていただきましたし。ファンの方には北海道のファンのみならず、鎌ケ谷の時からすごく温かい言葉をいただきましたし。メジャーに挑戦できたのもファイターズのみなさまのおかげ。すごく悩んだ」と率直な心境も吐露した。アメリカでのプレーは「なんとかアメリカの野球に適応しようと試行錯誤しながら毎日、苦労する日々が続いたというか、なかなかうまくいくことがなかったので。そういった点で２４時間、本当に野球のことだけを考えているというか。そういった中で次の野球人生に生かしていきたいです」と語った。

　新天地でのプレーに向け「来シーズン、リーグ優勝、日本一の戦力に必ず慣れるように頑張りたいと思います」と前を向いた。