ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使し、巨人に移籍した甲斐拓也捕手(32)が26日、都内のホテルで入団会見を開いた。背番号は阿部監督が現役時代に背負った「10」に決まった。 会見が終了し、フォトセッションに移ったところだ…
ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使し、巨人に移籍した甲斐拓也捕手(32)が26日、都内のホテルで入団会見を開いた。背番号は阿部監督が現役時代に背負った「10」に決まった。
会見が終了し、フォトセッションに移ったところだった。甲斐が背番号「10」のユニホームを身にまとい、ガッチリと握手をして記念撮影。カメラマンの求める声に応じていた中、長時間に及んだことで「ずっと立ってるから。誰か仕切らないと」とキッパリ。隣の甲斐は恐縮しきりの表情を浮かべ、次なるポーズへと映った。さらにポーズを求められると「またー!?」と語り、カメラマンを笑わせた。
前日の田中将大投手の入団会見でも「フリーズしちゃうよ」と語ってカメラマンの撮影を誘導し、会場の笑いを誘った指揮官。期待の新戦力2人だけに、メディアの注目を浴びる巨人では選手の負担にもなってくる。
新加入の選手はなかなか言葉を発しづらい状況だけに、生え抜きのスター選手としての道を歩んできた阿部監督が制した形になったとみられる。巨人担当との付き合いも深い指揮官で、その思いをメディア側も分かっているだけに、笑い声がわき起こった。
会見では甲斐の魅力を「包容力がある」と語った指揮官。「僕は鉄拳制裁を出してしまったので、包容力があるかどうかわかりませんが」と語っていたが、2日連続となるビッグネームの入団会見で優しさと配慮を示した形となった。