なかなか進まないT・ヘルナンデスとの交渉。鈴木はフルタイムDHは望んでいないというが…(C)Getty Images 現地時間12月24日(日本時間25日)、ドジャース専門サイト『Dodger Blue』は、再契約が難航しているフリーエージ…
なかなか進まないT・ヘルナンデスとの交渉。鈴木はフルタイムDHは望んでいないというが…(C)Getty Images
現地時間12月24日(日本時間25日)、ドジャース専門サイト『Dodger Blue』は、再契約が難航しているフリーエージェント(FA)のテオスカー・ヘルナンデス、カブスでトレード移籍の噂が流れていた鈴木誠也の戦力を比較。もし二人が入れ替わっても、「それほど大きな戦力ダウンにはならない」との見解を示している。
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現地時間21日(日本時間22日)には、米スポーツメディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者がドジャースの今オフ動向を分析し、「FAのT・ヘルナンデス以外で右打者の選択肢を模索中」と報道。鈴木に加え、パドレスからFAのキム・ハソン、ホワイトソックスのルイス・ロバートJr.が注目の補強候補としてピックアップされていた。
この報道に触れ、『Dodger Blue』は今回、「ドジャースが来季以降、 T・ヘルナンデスの代わりにスズキを起用すれば、打席での爆発力を大きく失うことになるかもしれない」と前置きした上で、「とはいえ、本塁打と長打率こそ差はあるが、ドジャースの打線にとって、それほど大きな戦力ダウンにはならないだろう」 と指摘している。
また、今季打率.272、33本塁打、99打点、OPS.840(出塁率.339、長打率.501)を記録したT・ヘルナンデスに対し、鈴木は打率.283、21本塁打、73打点、OPS.848(出塁率.366、長打率.482)。DRS、OAAなどの守備指標では、日本の30歳が上回っており、「ハードヒット率、バレル率、平均打球速度でもより優秀な数字を残している」という。
2025年シーズンは、外野手が飽和状態のカブスでDH専念が濃厚な鈴木。ローゼンタール記者が掲載した記事によれば、「彼(鈴木)もフルタイムのDH起用を望んでいない」というが、はたして今オフに動きは見られるのだろうか。なかなか決着の糸口が見つからないT・ヘルナンデスとの交渉を含め、今後の展開から目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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