阪神の石井大智投手(27)が25日、母校・秋田市立旭川小学校の「150周年記念講演会」に参加した。自身の小学生時代を振り返りながら、後輩たちに経験を伝えるために熱弁。講演前の取材では秋田の野球発展のためにも将来的な侍ジャパン入りを目標に掲…
阪神の石井大智投手(27)が25日、母校・秋田市立旭川小学校の「150周年記念講演会」に参加した。自身の小学生時代を振り返りながら、後輩たちに経験を伝えるために熱弁。講演前の取材では秋田の野球発展のためにも将来的な侍ジャパン入りを目標に掲げた。
秋田のクリスマスイブは大雪だった。クリスマスは“石井サンタ”として卒業以来の母校訪問。阪神で欠かせない選手となって帰ってきたが、さらなる高みを見据えた。
「国際試合とか、日本を背負っていくような選手になりたいと思っている。そういう経験もさせていただきたい」
26年3月にWBCが行われ、28年には野球が復活するロサンゼルス五輪も控えている。東北出身のプロ野球選手は大谷翔平や佐々木朗希ら日本代表も多数輩出。「雪国の強さというのは感じる」と周りの人と接していても、土地柄の性格を感じる場面があったという。
今年11月のプレミア12ではチームメートの才木と森下が侍ジャパンで活躍。「そこで投げたいなと思いつつ、打者を見ながら、どう攻めていくかなって見てましたね」。テレビ越しではあるが、自然と配球を組み立てて試合に入り込んでいた。
全国的に野球人口は減少しており、野球人としても競技振興に貢献したい。日の丸を背負い、秋田の星となれば地元での阪神のホームゲーム開催もあり得る。幼少期は巨人戦しか放送がなかったが、「昔の阪神は秋田で試合をしていた。ちょっと期待したいと思います」と控えめに要望した。
将来の代表入りにはシーズンでの結果が求められる。「来年、成績を残さないと選ばれない。活躍できるように頑張っていきたい」。秋田の少年少女に夢のプレゼントを届ける。