広島から国内FA権を行使し、オリックスへの移籍が決まった九里亜蓮投手(33)が25日、大阪市内のホテルで入団会見に臨んだ。 「宣言をしてからたくさん一緒に僕の話を聞きながら悩んでくれた家族と話をして、最終的には自分で決めた。赤から紺のユニ…
広島から国内FA権を行使し、オリックスへの移籍が決まった九里亜蓮投手(33)が25日、大阪市内のホテルで入団会見に臨んだ。
「宣言をしてからたくさん一緒に僕の話を聞きながら悩んでくれた家族と話をして、最終的には自分で決めた。赤から紺のユニホームに替わる。似合っていると言われるように」と語った九里。紺のネクタイは球団カラーに合わせてのものかと問われると「奥さんにコーディネートしてもらって」と照れ笑いを浮かべた。
交渉の席では球団からかけられた期待の声が胸に響いた。「『先発としてしっかりイニングを投げてほしい』という言葉は、ずっとイニングに対してはずっと強いこだわりがあるので、印象に残っています」と明かした九里。その上でイニングイーターになる決意を示した。
「イニングを投げていくということには強くこだわりを持っているので、1イニングでも長く投げたい。34歳のシーズンですけど、200イニングを投げるピッチャーは少なくなっているので、そこはしっかりとした目標としていきたい」
九里は亜大から13年ドラフト2位で広島に入団。21年は13勝を挙げ、セ・リーグ最多勝に輝くなど、先発ローテの柱として活躍した。
通算71勝67敗で防御率3・49。今季は23試合に先発して7勝10敗だったが、直近では5シーズン連続で20試合以上に先発した。8年連続100イニング以上登板と貢献度も高かった。