バスケットボールの第77回全国高校選手権「ソフトバンク ウインターカップ2024」(特別協力・朝日新聞社など)は24日、東京都渋谷区の東京体育館で女子の2回戦などが行われた。栃木県勢は、女子の矢板中央が鵠沼(神奈川)と対戦。56―78で敗…
バスケットボールの第77回全国高校選手権「ソフトバンク ウインターカップ2024」(特別協力・朝日新聞社など)は24日、東京都渋谷区の東京体育館で女子の2回戦などが行われた。栃木県勢は、女子の矢板中央が鵠沼(神奈川)と対戦。56―78で敗れ、3回戦進出はならなかった。男子の文星芸大付は初戦で敗退しており、県勢は今大会から姿を消した。(津布楽洋一)
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前日の1回戦で大会初勝利を挙げた矢板中央だったが、この日はなかなか勢いに乗れず。8強を狙うという鵠沼の強さを思い知らされる結果となった。
長田美華監督は防御について「スキルのある相手に合わせすぎた。後手に回ってしまった」と反省する。相手のドライブを封じようとすると、外から3点シュートを決められる。それを止めようとすると、今度は中に切り込まれるという悪循環。矢板中央は182センチのアニクッペ・プリンセスチャマカ(2年)や、大隅萌加(3年)らの高さを生かした攻撃で対抗しようとしたが、点差は縮まらなかった。
それでも最後に意地を見せた。「今までやってきたことをやりきろう」とタフな防御と走る攻めを展開。主将の小川希来(3年)が続けて得点を奪うなど、第4クオーターに限れば、相手の得点を上回った。
小川希は「2年生には全国で2勝以上を目指してほしい」と後輩の奮起に期待。阿部麦香(2年)は「得点力をつけて来年は自分がチームを引っ張っていける存在に」と誓った。クリスマスイブの試合。大舞台の経験は、新チームにこの上ない贈り物になったはずだ。(津布楽洋一)