広島・大盛穂外野手(28)が24日、来季のレギュラー奪取へ“MVP男”のイズムを吸収すると誓った。来年1月初旬に鹿児島県徳之島で実施するソフトバンク・近藤、オリックス・西川らとの合同自主トレに2年連続で参加。「とにかくミート率を上げること…
広島・大盛穂外野手(28)が24日、来季のレギュラー奪取へ“MVP男”のイズムを吸収すると誓った。来年1月初旬に鹿児島県徳之島で実施するソフトバンク・近藤、オリックス・西川らとの合同自主トレに2年連続で参加。「とにかくミート率を上げることに対してもっともっと技術的なことも含めて聞けたらいい」と、今季パ・リーグMVPに輝いた近藤から極意を学んでいく。
今年1月に初参加。2回目となる今回は1月と今季を終えた自分の打撃を比較してもらい、助言を仰ぐという。近藤が意識する、ミートポイントを体寄りにして「後ろで打つ」感覚を今年は養った。だが大盛自身、手の力が強く「手に頼ってしまうところが多い」と課題を挙げる。「練習で取り組んでだいぶ良くなった。もっと良くしていけるように」。スイング改良を施し、濃密な期間にしていく。
今季は74試合に出場して打率・226、0本塁打、4打点。代走、終盤の守備固めとして役割を果たした一方、打席に立ちたい思いは常に持ち続けてきた。
この日はマツダスタジアムで調整した。「打席をもらわないことにはこの自主トレ期間は無駄になってしまう。相当頑張らないと、立場が変わらないことは分かっている。今の(チーム内での)序列をひっくり返すぐらいの気持ちでやります」と大盛。球界屈指の好打者との貴重な時間を、現状打開への契機にする。