大相撲初場所(来年1月12日初日、両国国技館)で自身初の綱とりに挑む大関豊昇龍(立浪)が24日、東京都台東区の部屋で稽古し、十両木竜皇と17番連続で相撲をとった。番付発表の翌日に、意欲的に汗を流し「ちょっと動いてみようと思って。いいんじゃ…
大相撲初場所(来年1月12日初日、両国国技館)で自身初の綱とりに挑む大関豊昇龍(立浪)が24日、東京都台東区の部屋で稽古し、十両木竜皇と17番連続で相撲をとった。番付発表の翌日に、意欲的に汗を流し「ちょっと動いてみようと思って。いいんじゃないですか。体の動きを確認したかった」と満足げに話した。
冬巡業は21日に終了。精力的に稽古を積んできたとあって「休まず稽古しているから。ちょっと休みも必要かな。巡業の疲れはまだ出ていない」と、順調な調整ぶりをうかがわせた。
午後からは国技館で力士会に参加した。綱とりへの意識については「いつも通り。意識したら硬くなると思うよ」と封印する構え。「いろいろ思いはあると思うけどね。自分らしいままでいたい」と自然体を強調した。初場所では、琴桜とともにダブル昇進がかかる。競う相手がいることは「いいんじゃないですか」と前向きに受け止めた。
元横綱朝青龍を叔父に持つ。横綱の地位のイメージを問われると「子供の時から、すぐ隣でずっと見てましたから。叔父さんとして見ていたから、今は考えると、やっぱりすごいなと思う」と、身近にあった最高位の重みをあらためて実感している様子。元朝青龍からの助言は「ない」といい「こんな横綱になりたいとか、思ったことないね。自分は自分。あの人になりたいじゃなく、自分のことを出したい」とこだわりをのぞかせた。